2025.05.03
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚧 事故一覧
- 岐阜県中津川市・・・酒気帯び運転の教員が乗用車で追突し、追突された車の2人が軽傷。
- 大阪府西成区・・・男が小学生7人を車ではね、重軽傷を負わせた。殺人未遂の疑いで逮捕。
- 京都府国道162号・・・軽乗用車が転回中にオートバイが側面に衝突し、19歳男性が死亡。
- 岡山県津山市(中国自動車道)・・・オートバイ2台が接触し、大阪府の男性が死亡。
- 山口県下関市・・・交差点でトラックとバイクが出会い頭に衝突し、バイクの40代男性が重体。
- 静岡県湖西市(国道1号潮見バイパス)・・・トレーラーが反対車線にはみ出し、車4台が絡む事故。5人が搬送。
- 栃木県那須町(国道4号)・・・乗用車がガードレールや木に衝突・炎上し、車内の2人が死亡。
- 北海道上川町層雲峡・・・ツーリング中のバイクがフェンスに衝突し、60代男性が死亡。
- 大分県大分市(船着き場)・・・車が海に転落し、運転していた60代男性が死亡。
- 岩手県盛岡市(国道396号)・・・ひき逃げで70代女性が死亡。
- 長野県御代田町(スーパー駐車場)・・・76歳女性の運転する車が暴走し、73歳女性をはね死亡させた。車7台が巻き込まれる。
- 神奈川県横浜市緑区・・・交差点でトラックとバイクが衝突し、バイクの男性が死亡。
- 三重県尾鷲市(自動車専用道路のトンネル内)・・・中型トラックと軽自動車が正面衝突し、軽自動車の運転手が死亡。
- 鹿児島県・・・軽自動車同士が正面衝突し、5人搬送、うち1人死亡。
- 熊本県・・・車とオートバイが衝突し、バイクの男性が死亡。
- 新潟県村上市・・・軽自動車とクマが衝突、1頭死亡。ほかにも3頭のクマが周辺に出没。
- 静岡県沼津市・・・無免許運転の乗用車が電柱に衝突し、運転者は車を置いて逃走。
- 北海道札幌市・・・軽乗用車と右折中のトラックが衝突。チャイルドシートの2歳女児が死亡。
- 茨城県石岡市・・・軽トラックと軽乗用車が出合い頭に衝突し、軽トラの男性が死亡。
- 兵庫県佐用町(中国道トンネル内)・・・車4台の玉突き事故で6人搬送。軽傷とみられる。
📊 事故の分類と統計(発生件数)
- 右折・転回時の衝突:3件
- バイクとの衝突事故:7件
- 死亡事故:13件
- 高齢者による運転ミス:3件
- ひき逃げ:2件
- 多重衝突(玉突き)事故:2件
- 海や自然との関連事故:2件(海転落・クマ衝突)
- 酒気帯び・無免許運転:2件
✅ 今日の学び(具体的な安全対策)
🕹右折・転回の前に「バイクが来るかも」と考える習慣を
京都で、軽乗用車が転回中にバイクと衝突し、19歳の命が失われました。車のドライバーは「曲がれる」と思っても、バイクは予想以上のスピードで接近していることがあります。ミラーや目視の確認だけでなく、曲がる前に一呼吸おいて「本当に今、動いても大丈夫か?」と自問する癖をつけましょう。判断を急がないことが、命を守ります。
🛵バイクとの接触を防ぐには「視界と心に余裕」を
バイク関連の死亡事故が複数発生しています。共通しているのは、四輪車のドライバーが「見えていなかった」「間に合うと思った」などの認識ミスです。特に交差点やカーブでは、バイクの姿が視界から外れやすいもの。運転中に「バイクがいるかもしれない」と意識を向けるだけで、ブレーキの判断も変わります。視界と心に余裕を持って走りましょう。
👵高齢ドライバーは「操作ミス」を前提に備えること
長野で、76歳女性の運転する車がスーパー駐車場で暴走し、1人が死亡、7台が巻き込まれました。高齢になると、反応速度や判断力が落ちていることを自覚することが大切です。「自分は大丈夫」ではなく「念のため慎重に」が事故を防ぎます。ペダルを踏む前に「PからDにしたか?」「足元は?」と声に出して確認するのも効果的です。
👶チャイルドシートは「装着できているか」ではなく「正しく装着できているか」
北海道で、軽乗用車がトラックと衝突し、チャイルドシートに座っていた2歳の女児が死亡しました。見た目はしっかり座っているようでも、ベルトが緩んでいたり、角度が合っていないと、事故時の衝撃を防げません。週に1回はベルトの締まり具合や角度を見直す習慣をつけ、成長に応じて位置の調整も行いましょう。命を守る道具は、正しく使ってこそです。
🚶ひき逃げは「明るい時間でも」起こる
岩手・盛岡市で70代女性が日中にひき逃げされ命を落としました。夜だけでなく、明るい時間でも車は気づかないことがあります。歩行者は「自分が見えているつもり」で道路に出がちですが、車からは死角になっていることも。横断歩道の直前やカーブの出口などでは、一度立ち止まり「今、車から私が見えているか?」を意識するだけでも、防げる事故があります。
🚦明日やるべき安全運転
~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~
- 🏃♂️➡️右折・転回の前に「バイクが来るかも」と1秒待つくせをつけよう。
- 🏃♂️➡️バイクの影を見つけたら、スピードを落とす合図にしよう。
- 🏃♂️➡️高齢の家族とは、「ペダルの踏み方」について話してみよう。
- 🏃♂️➡️チャイルドシートのベルト、週末に一度締まり具合を見直そう。
- 🏃♂️➡️道路を渡るとき、一歩立ち止まり「今、車から見えるか」考えよう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
コメント