2025.04.07
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚨事故一覧
青森県六戸町の県道交差点・・・乗用車と軽乗用車が正面衝突し、80代の女性が死亡。
大分県宇佐市の市道・・・高齢女性がタクシーにはねられ死亡。
新潟県柏崎市の直線道路・・・歩行中の女性が84歳男性の車にはねられ死亡。
新潟県阿賀野市の交差点・・・救急車と乗用車が出合い頭に衝突し、救急隊員ら5人が軽傷。
島根県大田市三瓶町の県道・・・右折中の軽乗用車と直進していた大型バイクが衝突し、バイクの男性が死亡。
福岡県北九州市・・・右折の軽乗用車が歩行者の男性をはね、意識不明の重体。
新潟市中央区・・・バスの乗車口付近で転倒した70代男性が左手をひかれてけが。
長崎県大村市・・・軽乗用車にはねられた女性が重体。
神奈川県厚木市 圏央道・・・バイクが衝突・転落し、男性が死亡。
愛媛県砥部町・・・農作業中の70代女性が耕運機に足を巻き込まれ死亡。
岡山県津山市 国道181号・・・軽乗用車がセンターラインをはみ出して車2台に衝突し、助手席の87歳男性が死亡。
滋賀県大津市の直線道路・・・特定原付に乗っていた80歳男性が、後方から来た乗用車に追突され死亡。
熊本県菊池市の国道・・・停車した車から降りた女性が後続の軽ワゴンにはねられ死亡。
宮城県角田市の農道・・・軽トラックが田んぼに突っ込み、運転していた80代男性が死亡。事故前に意識を失った可能性あり。
茨城県筑西市の作業場・・・フォークリフトから小学1年生の男児が転落し死亡。父親が現行犯逮捕。
栃木県真岡市・・・自転車の男性が乗用車に追突され重体、運転手は現場から逃走。
📊事故の分類と統計
- 歩行者との接触:8件
- 右折時の衝突:2件
- 自転車・バイクとの事故:5件
- 高齢者関与の事故(運転/被害):9件
- 救急・緊急車両との事故:1件
- フォークリフト・農作業中の事故:2件
- ひき逃げ:2件
- 酒気帯び・危険運転関連:複数件(詳細略)
✅今日の学び(具体的な安全対策)
① 横断中の高齢者には特に注意を
今日も複数の高齢歩行者が事故に遭い、命を落としました。高齢者は視力や聴力が衰え、車の接近に気づきにくいことがあります。とくに朝夕は暗く、見えにくくなりがちです。横断歩道がない場所や住宅街では、速度を落とし「渡るかも」と思って見守る意識が必要です。
② 右折時は「相手が来る」前提で止まろう
右折と直進の衝突事故は、ほとんどが「いけると思った」が原因です。バイクや自転車は特に視界に入りづらく、スピードも見誤りがち。右折する際は「今行こう」ではなく、「相手が来るから止まろう」という意識を持ちましょう。判断の1秒が生死を分けます。
③ 車から降りるときも「安全確認」を忘れずに
今日の事故には、停車中の車から降りた直後にはねられたケースもありました。道路上に止まること自体が非常に危険ですし、降りるときには左右後方の確認が必須です。特に高速道路や幹線道路では絶対に外に出ないのが鉄則。荷物を取るなら、安全な場所に止め直しましょう。
④ 子どもと機械の距離を取る習慣を
フォークリフトに乗せた子どもが転落し亡くなるという、痛ましい事故が起きました。たとえ「少しだけ」「止まってるから」と思っても、動く機械には絶対に子どもを乗せないでください。家庭でも「乗り物は大人だけ」「遊びではない」と繰り返し伝え、安全意識を育てましょう。
⑤ 高齢ドライバーの運転、家族の声が大切
80代の方が運転中に意識を失い、死亡事故に至ったケースも見られました。高齢ドライバー自身が気づきにくい変化も、家族なら気づけることがあります。「今日は体調どう?」「最近運転どう?」と、日常的に気軽に聞いてみましょう。声をかけることが、命を守る第一歩です。
🚗明日やるべき安全運転
~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~
- 🏃♂️➡️お年寄りを見かけたら「渡るかも」と思って止まる。
- 🏃♂️➡️右折は1台分ゆとりを持って、焦らず判断する。
- 🏃♂️➡️車を停めたら、降りる前にミラーと後方確認を忘れずに。
- 🏃♂️➡️子どもに「これは危ない機械」と遊びとの違いを教える。
- 🏃♂️➡️高齢の家族に「無理せず運転してね」と声をかける。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
コメント