2025.03.11
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 兵庫県伊丹市の市道・・・小学3年生の男児が自転車で乗用車と衝突し死亡。
- 京都市の市立こども園駐車場・・・登園中の3歳男児が車にはねられ重傷。
- 兵庫県伊丹市の市道・・・9歳男児が自転車で車にはねられ死亡。
- 福島県会津若松市の市道・・・軽トラックが電柱に衝突し、運転していた74歳男性が死亡。
- 札幌市北区の横断歩道・・・青信号で横断中の76歳女性が乗用車にはねられ負傷。
- 広島県JR呉線・・・12歳の男子児童が列車にはねられ死亡。
- 宮崎市の交差点・・・原付バイクと軽乗用車が出合い頭に衝突し、原付バイクの85歳女性が死亡。
- 大阪府箕面市の国道171号線・・・スクールバス2台など計4台が絡む玉突き事故が発生し、運転手と高校生5人が負傷。
- 山形市のコンビニ駐車場・・・88歳男性がひき逃げされ死亡。
- 大阪府堺市・・・トラックが横転し、積み荷が道路を塞ぐ事故が発生。
- 静岡市の国道150号線・・・車両4台が絡む事故が発生し、一時通行止めに。
- 愛知県大府市の伊勢湾岸道・・・トラックなど3台が絡む事故で4人が重軽傷。
- 京都府京田辺市の子ども園駐車場・・・3歳男児がバックする軽トラックにはねられ重傷。
- 札幌市北区の押しボタン式信号機付き横断歩道・・・70代女性が乗用車にはねられ病院搬送。
- 兵庫県西宮市の交差点・・・小1男児がトラックにはねられ重傷、運転手が逮捕。
- 岡山市の国道2号・・・本線に合流した大型トラックに乗用車が追突し、乗用車の運転手が意識不明の重体。
- 埼玉県の交差点・・・軽自動車が柱に衝突し、運転手が死亡。車両は全焼。
事故の分類と統計
- 自転車事故:2件(伊丹市2件)
- 子どもの歩行中事故:3件(京都市、京田辺市、西宮市)
- 高齢者の歩行中事故:2件(札幌市2件)
- バイク事故:1件(宮崎市)
- 電車との接触事故:1件(広島市)
- トラック関連事故:3件(会津若松市、大府市、岡山市)
- 多重衝突事故:3件(箕面市、静岡市、伊勢湾岸道)
- ひき逃げ事件:1件(山形市)
- 車両単独事故:2件(堺市、埼玉県)
明日への学び(具体的な安全対策)
① 自転車もルールを守ろう
自転車は車道を走ることが原則ですが、歩道を走る場合もあります。どちらにせよ、交差点では必ず減速し、左右の安全を確認しましょう。特に夜間はライトを点灯し、反射材付きの服やアクセサリーを身につけると事故防止に効果的です。また、一時停止の標識を見落とさず、ヘルメットを着用することで万が一の際の頭部のダメージを軽減できます。スマホを操作しながらの走行やイヤホンの使用は視界や聴覚を奪うため、絶対にやめましょう。
② 横断歩道では「確認」を徹底
青信号でも、必ず左右の車が完全に停止していることを確認してから渡りましょう。特に大型車の陰から急に飛び出すと、ドライバーから見えず危険です。夜間や夕方は反射材を身につけたり、白や明るい色の服を着ることで視認性を高めるのが効果的です。また、手を上げてドライバーに自分の存在を知らせると、安全確認がより確実になります。高齢者や子どもと一緒に歩く際は、一緒に周囲の状況を確認しながら渡るようにしましょう。
③ トラックの動きに注意しよう
トラックは車体が大きく、特に後方の視界が悪いため、駐車場や狭い道では近づかないのが賢明です。トラックの横や後ろを歩くときは、運転手とアイコンタクトをとることで、自分の存在を知らせることができます。また、バックするトラックの後ろには絶対に立ち入らないようにしましょう。トラックが右左折するときの内輪差で巻き込まれる事故も多いため、大型車の近くでは必ず距離をとり、安全な位置を確保することが重要です。
④ 電車の近くでは慎重に行動
線路の近くではスマホを操作したり、イヤホンで周囲の音を遮断するのは非常に危険です。特に踏切を渡る際は、電車の接近音をしっかり聞き、左右をよく確認してから渡るようにしましょう。「まだ渡れる」と思って急いで駆け込むのは、転倒や電車の接近を見誤る原因になります。自転車やベビーカーを押している場合は、踏切に入る前に十分な余裕があるか確認し、途中で立ち止まることのないようにしましょう。
⑤ 車の単独事故も他人事じゃない
単独事故はスピードの出しすぎや、運転中の居眠りが主な原因です。特に夜間や長距離運転時は、こまめに休憩を取り、疲れを感じたらすぐに安全な場所に停車して休むことが大切です。また、悪天候時やカーブの多い道路では、スピードを控えめにし、ハンドル操作を慎重に行いましょう。万が一事故が起きた場合に備え、エアバッグの動作確認や、シートベルトを正しく装着することも忘れずに。自分の運転を過信せず、慎重な運転を心がけましょう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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