2025.03.10
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 関越道・・・トラックなどが絡む事故が発生し、複数の負傷者。重体者もおり、一部区間が通行止め。
- 名古屋市(市バス事故)・・・市バスが信号機に衝突し、運転手が「覚えていない」と供述。乗客らが負傷。
- 名古屋・名東区・・・市バスと軽乗用車が衝突し、乗客ら6人が病院に搬送。
- 兵庫・西宮市・・・小学1年生の男児が横断歩道を渡っていた際、信号機のない交差点でトラックにはねられ、肋骨を折る重傷。トラック運転手が逮捕。
- JR呉線(広島)・・・10代くらいの男児が列車にはねられ、搬送先の病院で死亡確認。
- 名古屋・中川区・・・右折してきた軽トラックにはねられた60代くらいの女性が意識不明。運転していた86歳の男を現行犯逮捕。
- 長野・JR篠ノ井駅近く・・・トラック同士の衝突事故で74歳の男性が死亡。病気の可能性もあり。
- 東京・江東区(豊洲市場前)・・・トラックがバイクと乗用車に追突し、バイク運転手が重傷。トラックは街路灯にも衝突。
- 横浜横須賀道路・・・トラックと乗用車が衝突し、女性2人が負傷。一時通行止め。
- 北海道・北広島市・・・70代男性が運転する乗用車が暴走し、郵便局の壁に衝突。助手席の妻が軽傷。
- 長野・JR篠ノ井駅近く・・・軽トラックとトラックが衝突し、70代男性が意識不明で搬送後に死亡。
- 東京・世田谷区(国道246号)・・・車2台が絡む事故が発生し、うち1台が横転。2人が負傷。
- 千葉・国道16号・・・自転車に乗っていた男性が車に追突され重傷。運転手が「早く帰って寝たかった」と供述し、危険運転致傷の疑いで逮捕。
- 千葉市美浜区・・・赤信号を無視した車が衝突事故を起こし、危険運転致傷の疑いで運転手を逮捕。
- 熊本・天草市・・・軽自動車同士が衝突し、2人が病院搬送。
- 長野・白馬村・・・歩行中の男性がひき逃げに遭い、加害者の会社役員を逮捕。容疑を認める。
事故の分類と統計
- 交差点での事故:3件
- トラックが関与する事故:6件
- 歩行者・自転車との接触事故:4件
- 市バスの事故:2件
- 死亡事故:3件
明日への学び(安全対策)
1. 交差点では必ず減速しよう
交差点での事故が多発しています。特に信号機のない横断歩道では、歩行者がいるかどうかを確認し、必ず一時停止を心がけましょう。右折・左折時は死角に歩行者や自転車がいる可能性があるため、確認を怠らないことが大切です。
また、見通しの悪い交差点では、停止線の手前で止まり、左右の安全を十分に確認してから進むようにしましょう。特に夜間は視界が悪くなるため、スピードを控えめにし、歩行者の動きに注意を払うことが事故防止につながります。
2. トラックの動きに注意しよう
トラックは車体が大きく、死角が多いため、周囲の車や歩行者が見えにくいことがあります。トラックの後ろを走行するときは、適切な車間距離を保ち、急停車に備えましょう。
また、トラックが右左折する際は、内輪差による巻き込み事故が発生しやすいので、歩行者や自転車はできるだけ距離を取ることが重要です。夜間や悪天候時には、ドライバーの視界がさらに悪くなるため、歩行者は反射材や明るい服装を身に着けると、安全性が高まります。
3. バスの近くでは慎重に行動しよう
市バスが関係する事故が相次いでいます。バスの運転手も体調不良や不注意で事故を起こす可能性があるため、バス停付近では特に注意しましょう。乗降時に急発進することもあるため、ドア付近に立つ際はしっかり手すりを持つことが大切です。
また、バスの前後を横断する際は、運転手から見えていない可能性があるため、必ずバスの動きを確認し、無理な横断を避けましょう。バスレーンでは急な進路変更をする車もあるため、車を運転する人も十分に注意が必要です。
4. 信号無視をしない、周囲の動きに注意する
赤信号無視による事故が後を絶ちません。運転中に「まだ行けるだろう」と無理に進むのは非常に危険です。また、青信号で進む場合でも、周囲の車両や歩行者の動きをしっかり確認しましょう。
特に交差点では、信号無視の車が突っ込んでくる可能性もあるため、「信号が青だから安心」ではなく、左右を見て安全を確認してから発進する習慣をつけましょう。歩行者も、横断歩道を渡る際には車が完全に止まっていることを確認するのが大切です。
5. 深夜や早朝の運転は慎重に
疲労や眠気による事故が多く発生しています。長時間の運転をするときは、2時間ごとに休憩をとり、こまめに水分補給をしましょう。
また、深夜や早朝は視界が悪く、交通量が少ないためスピードを出しがちですが、油断せずに慎重な運転を心がけることが大切です。特にトラック運転手や長距離移動をする人は、仮眠をとるなどして意識をはっきりさせることが重要です。
歩行者も早朝や夜間の外出時には、反射材をつけたり、ライトを持つことで自身の存在をアピールし、安全を確保しましょう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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