2025.01.31
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 宮城県 利府町で乗用車同士が衝突し、50代女性が意識不明の重体。どちらかの車が車線をはみ出した可能性あり。
- 岡山県 備前市沖で漁船と汽船が衝突し、男性が海に投げ出されるも無事救助。
- 愛知県 交差点で曲がってきた車が散歩中の78歳女性をひき逃げ。女性は足の指を骨折。
- 静岡県 浜松市の市道で80歳男性が乗用車を後退させ道路外に転落し、意識不明の重体。
- 大阪府 ワゴン車が猛スピードで前方の車に衝突し、ボンネットが開いたまま当て逃げして逃走。
- 沖縄県 トラックと乗用車が正面衝突し、乗用車の運転手と同乗者の男性2人が車を捨てて逃走。
- 富山県 対向車が中央線を越えて停車中の路線バスに軽乗用車が衝突し、乗客1人が負傷。
- 熊本県 試運転中の自動運転バスに路線バスが追突。バスの後方が大破するもけが人なし。
- 大分県 日出市でトラックが中央分離帯を越えて民家に突っ込み、60代運転手が頭部から出血し病院搬送。
- 山形県 天童市で警察官の車と79歳女性が衝突し、大ケガを負う。
- 兵庫県 阪神高速でトレーラーに3トントラックが追突し、トラックの61歳男性が死亡。
- 福岡県 19歳の運転する車が対向車線にはみ出して男性をはね、意識不明。運転手は「居眠りしていた」と供述。その後、男性は死亡。
- 福岡県 赤色灯をつけたパトカーが交差点進入時に高校生の自転車と衝突し、高校生がケガ。
- 鳥取県 国スポ警備に向かう途中の大型バスが追突事故を起こし、運転していた巡査が書類送検。
- 東京都 中央道で4台が絡む事故が発生し、十数人が負傷。通行止めも発生。
- 北海道 札幌市清田区でラーメン店の敷地内にいた96歳男性がトラックにはねられ死亡。運転手の53歳女性を逮捕。
- 鹿児島県 薩摩川内市で高齢女性が車にはねられ、意識不明の重体。
- 山口県 下松市で路線バスが電柱に衝突し、少なくとも6人が軽傷。
- 福岡県 志免町の歩道上でネパール国籍の33歳男性が車にはねられ死亡。
- 静岡県 藤枝市の市道で歩行者の女性が車にはねられ、意識不明の重体。
- 新潟県 上越市で無免許運転の20歳男がスリップし、車2台に衝突。ケガを負うも逃走し、逮捕される。
- 兵庫県 姫路市の交差点でタクシーとバイクが衝突し、バイクの29歳男性が死亡。
- 北海道 北見市で雪道の軽乗用車と乗用車が正面衝突し、6人が負傷。
事故の分類と件数
- 正面衝突事故 – 6件
- ひき逃げ事故 – 4件
- 歩行者事故(歩道上含む) – 7件
- バイク・自転車との事故 – 3件
- 車両単独事故(転落・スリップなど) – 6件
- 追突事故(停車車両への衝突含む) – 5件
- 交通整理に関わる事故(パトカー・警察車両関連) – 4件
- 自動運転・試験運転車両の事故 – 2件
- 船舶事故 – 1件
明日への学び
1. 運転前の休息を大切に
十分な睡眠をとり、疲れを残さないようにしましょう。居眠り運転は重大な事故につながるため、運転前にはしっかりと休息をとることが重要です。長距離運転をする場合は、2時間ごとに休憩を挟み、車外に出て体を動かすと効果的です。
2. 歩行者への配慮を忘れずに
歩道付近ではスピードを落とし、歩行者の動きを注意深く確認しましょう。特に横断歩道付近では、歩行者が渡る意思を示していないかしっかり確認し、確実に停止することが求められます。住宅街や学校周辺では、子どもが飛び出す可能性があるため、より慎重な運転を心掛けましょう。
3. 雪道・凍結路面では慎重に
冬の道路は滑りやすくなります。タイヤの溝の深さやスタッドレスタイヤの装着状況を事前に確認し、必要に応じてチェーンを装着しましょう。ブレーキは急に踏まず、エンジンブレーキを活用しながら減速することでスリップを防ぎます。橋の上や日陰部分は特に凍結しやすいため、注意が必要です。
4. カーブ・追い越し時の注意
対向車線にはみ出さないよう、慎重にハンドルを操作しましょう。見通しの悪いカーブでは、減速してカーブの先の状況を確認しながら進みます。追い越しをする際は、十分な距離を確保し、対向車がいないかをしっかりと確認してから行うようにしましょう。
5. 後退時の安全確認
駐車場や狭い道での後退時は、周囲の安全をしっかり確認しましょう。バックカメラやミラーを活用しながら、車の四隅を意識して確認すると安全です。同乗者がいる場合は、目視での確認を手伝ってもらうのも有効です。
6. 緊急車両の優先を徹底
サイレンを鳴らした緊急車両が近づいてきたら速やかに道を譲りましょう。特に交差点では、信号が青でも左右の確認を徹底し、緊急車両が通過できるスペースを確保することが重要です。
7. 無理な運転はしない
無理な追い越しやスピードの出しすぎは、事故のリスクを高めます。急な車線変更や割り込みは周囲のドライバーに迷惑をかけるだけでなく、事故の原因となるため避けましょう。高速道路では制限速度を守り、適切な車間距離を保ちましょう。
8. 夜間運転時のライト使用
視認性を確保するために、適切にライトを使用しましょう。ハイビームとロービームを適切に切り替え、対向車がいる場合はロービームにすることで、安全な視界を確保しながら他のドライバーへの配慮も忘れません。街灯の少ない道ではハイビームを積極的に活用しましょう。
9. 駐車場でも油断しない
駐車場内でも歩行者の有無をしっかり確認し、周囲に注意を払いましょう。特にショッピングモールなどの混雑した駐車場では、小さな子どもが突然飛び出すことがあるため、低速で慎重に運転することが重要です。
10. 飲酒運転は絶対にしない
飲酒運転は命に関わる重大な違反です。運転前には必ずアルコールが抜けていることを確認し、安全運転を徹底しましょう。前日の飲酒が残っている可能性がある場合は、アルコールチェッカーを活用するのも有効です。代行運転や公共交通機関を利用する選択肢も考えましょう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
コメント