こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 北海道札幌市: 乗用車がバス停で停車中の路線バスに追突。乗用車の70代男性が重傷。この車両は事故前に30代女性をはねて逃走していた可能性あり。
- 大阪府吹田市・豊中市: 新御堂筋で発生した死亡ひき逃げ事件で56歳のトラック運転手が逮捕。吹田市の別のひき逃げ事件では47歳の女性が逮捕。複数回にわたる当て逃げの可能性も捜査中。
- 長崎県長崎市宿町: 国道で追突事故を起こした車がそのまま逃走。被害者の男性は首などにケガ。45歳の男を逮捕。
- 栃木県那須町: 軽トラック乗車の2人がひき逃げされ死傷。加害車両の運転手は車を放置し逃走。栃木県内で「交通死亡事故多発警報」が発令。
- 愛知県名古屋市北区: 庄内川沿いの堤防道路で47歳女性がひき逃げされ重傷。加害者の57歳歯科医師の男を逮捕。女性は2台にひかれた可能性あり。
- 大阪府新御堂筋: 路上で倒れていた男性が発見され、その後死亡。警察はひき逃げ事件とみて捜査。
- 愛知県: 追跡されていた乗用車が軽自動車と衝突し、相手にケガを負わせる。29歳の男を逮捕。
- 徳島県阿波市: オートバイの親子をはねた男が「バイクとは気がつかなかった」と供述し、ひき逃げ容疑で逮捕。
- 千葉県: 下校中の男児が車にはねられ死亡。運転者も死亡し不起訴。
- 東京都四ツ谷駅近く: 交差点で信号機や街路灯に車が突っ込み、破片が当たった7歳くらいの男児がケガ。
- 東京都世田谷区: 交差点で救急車に道を譲るため急停止した車に後続車が追突。
- 新潟県: パトカーの制止を振り切り逃走した車がアパートの壁に衝突。酒気帯び運転の39歳男を現行犯逮捕。
- 岐阜県加茂市: 信号無視で逃走していた車が対向車線の車に衝突し、相手にケガを負わせる。29歳男を逮捕。
- 岐阜県御嵩町: 80歳男性が単独事故を起こし死亡。
- 北海道ニセコ地区: オーストラリア人の男が酒気帯び運転でキッチンカーに衝突し逮捕。
- 沖縄県: 米兵による酒気帯び運転が相次ぎ、複数の逮捕者。
- 大阪府: 女が蛇行運転で複数のバイクに衝突し、その後車内に10分ほど閉じこもる。
- 鹿児島県指宿市: JR指宿枕崎線の快速列車にはねられ男性死亡。
- 静岡県: ひき逃げの被害者の男性が腰椎骨折。防犯カメラ映像から57歳の男を逮捕。
事故の分類と件数
- ひき逃げ事故: 10件
- 追突事故(逃走含む): 4件
- 交差点事故: 2件
- 酒気帯び運転関連事故: 3件
- 単独事故: 2件
- 列車との接触事故: 1件
- その他(救急車を待つ間の事故、蛇行運転): 2件
明日への学び
交差点や横断歩道では特に注意
交差点や横断歩道での事故が多発しています。特に歩行者がいる場合は必ず一時停止し、左右の安全確認を徹底しましょう。見通しの悪い交差点では、徐行しながら周囲の動きをよく確認することが大切です。横断歩道を渡る歩行者がいるときは、必ず停止して歩行者を優先してください。
車間距離を確保し、追突を防ぐ
前方の車が急ブレーキをかけた場合でも対応できるよう、十分な車間距離を確保しましょう。一般道では最低でも2秒、高速道路では3秒以上の車間距離を保つのが理想です。雨天時や路面が滑りやすい状況では、さらに距離を広げて慎重に運転してください。
飲酒後は絶対に運転しない
飲酒運転は重大な犯罪であり、事故を引き起こす可能性が非常に高くなります。飲酒後は必ず代行運転やタクシーを利用し、絶対に自分で運転しないようにしましょう。飲み会の際は、事前に帰宅手段を確保しておくことも重要です。
事故を起こしたら必ず救護と通報を
万が一事故を起こした場合、負傷者がいればすぐに救護し、119番通報を行いましょう。ひき逃げは重大な犯罪であり、加害者としての責任を果たさなければ刑が重くなります。警察への通報(110番)も忘れず、冷静に対応しましょう。
危険な運転を見かけたら距離を取る
飲酒運転や蛇行運転、急ブレーキを繰り返すなどの危険な運転をしている車両を見かけた場合は、すぐに距離を取り、決して無理に追い越そうとしないでください。可能であれば警察に通報し、被害を未然に防ぎましょう。
パトカーの追跡を受けたら冷静に停車
警察のパトカーに停止を求められた場合、慌てて逃走するとさらなる事故につながる危険があります。速やかに安全な場所に停車し、指示に従いましょう。逃走行為は危険運転とみなされ、重い罰則が科される可能性があります。
体調管理を徹底し、単独事故を防ぐ
特に高齢者の単独事故が増えています。睡眠不足や体調不良時には判断力が低下し、事故を起こしやすくなります。運転前には体調を確認し、少しでも異変を感じたら無理をせず運転を控えましょう。また、定期的に健康診断を受けることも安全運転につながります。
夜間や悪天候時は慎重に運転
事故の多くが夜間や悪天候時に発生しています。夜間は視界が悪くなるため、必ずヘッドライトを点灯し、対向車のライトや路面状況に注意を払いながら運転しましょう。雨や雪の日はスリップしやすくなるため、速度を落とし、ブレーキは早めにかけるように意識してください。
緊急車両に道を譲る際は周囲を確認
救急車や消防車、パトカーが接近した際は、速やかに道を譲ることが求められます。しかし、急停止すると後続車に追突される恐れがあるため、ミラーで後方を確認しながら慎重に対応しましょう。
バイクや自転車との接触事故に注意
二輪車は車に比べて小さく、視界に入りにくいため、特に左折時や車線変更時には細心の注意を払いましょう。ドアを開ける際も後方確認を徹底し、不注意による接触事故を防ぎましょう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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