こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 名古屋市千種区
市バスを含む車6台が絡む事故。右折しようとした乗用車と直進してきた市バスが衝突、乗用車が他の4台に衝突。けが人なし。 - 北海道倶知安町
スキー場コース外を滑走中の英国籍女性が転倒し立ち木に衝突。右足首骨折の重傷。 - 北海道千歳市
軽乗用車と乗用車が交差点で衝突。70代女性死亡、小学生男児と30代女性が負傷。 - 鹿児島中央駅前
バス同士が車線変更中に接触事故。後方車両に気付かず発生。軽傷者1名。 - 鹿児島県湧水町
車が街灯柱に衝突。運転手(78歳)死亡、同乗者2名が大けが。 - 富山県
歩行者の女性が軽乗用車にはねられ意識不明。現場は信号や歩道のない道路。 - 京都府
高齢女性の車がセンターラインをはみ出し正面衝突。82歳男性が負傷、67歳女性が死亡。 - 静岡県磐田市
81歳運転の車が自転車に追突。自転車の女性が死亡。 - 静岡県浜松市
道路を横断中の89歳女性が乗用車にはねられ死亡。運転手のけがなし。 - 鹿児島市山田町
車が道路脇の縁石や斜面に衝突し大破。運転していた34歳男性が死亡。
事故の分類と件数
- 横断歩道での歩行者事故: 7件
- 交差点での車両衝突事故: 3件
- 雪や路面状況が原因の事故: 1件
- 飲酒運転による事故: 2件
- ひき逃げ事件: 3件
- 中央分離帯のない道路での衝突事故: 1件
- 高齢者が関与した事故: 4件
明日からできる安全運転の具体的対策
横断歩道の歩行者優先を徹底する
横断歩道付近では死角に注意し、歩行者の存在が疑われる状況ではブレーキを構えるようにする。横断者がいる場合は、横断歩道の手前で確実に停止し、歩行者に道をゆずる。
交差点手前では減速と目視確認を行う
交差点に接近する際には他車の存在を意識し、特に右左折した先の横断歩道を横断する歩行者の存在を確実に確認する。
運転中は視線を逸らさない
ナビやスマホを操作する場合は必ず車を安全な場所に停止させてから行う。運転中は一瞬の不注意が重大事故につながることを意識する。
飲酒運転を未然に防ぐ
飲酒の予定がある場合は代行運転の手配や公共交通機関の利用をあらかじめ計画する。飲み会では周囲に「運転しない」と宣言して飲酒運転のリスクをゼロにする。
悪天候時の運転ルールを守る
雪や雨の日はタイヤの状態を確認し、滑りやすい路面では急発進・急停止を避ける。十分な車間距離を取る。雪道を走行する場合は全輪をスタッドレスタイヤに履き替え、必要に応じてタイヤチェーンを装着できるように携行する。
高齢者が多いエリアでの注意を増やす
高齢者の行動は予測が難しいため、住宅街や横断歩道付近では速度をさらに落とし、高齢者の動きに注意する。横断歩道のない場所を横断する歩行者の存在も予想し、臨機応変に対応する。
停車中・信号待ち時の車間距離を確保
停車中は前の車両との距離を十分に空け、追突防止に努める。停車中でも周囲の状況を確認し、後続車の動きにも注意する。
事故時の適切な対応を確認しておく
事故を起こした際には必ず停車し、警察と救急へ連絡を行う手順を事前に家族で確認する。どんな事情があろうと、逃げることは大きな罪であることを認識して、冷静に対応する。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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