2025.06.12
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚨事故一覧(都道府県別)
- 福岡県(北九州市小倉北区)
住宅街付近で、ごみ収集車と自転車が衝突。自転車に乗っていた90歳男性が死亡。 - 京都府(左京区)
交差点で自転車と乗用車が出合い頭に衝突。19歳の女性が意識不明の重体。 - 兵庫県(明石市)
軽乗用車が自転車と衝突後、救護せず立ち去り。83歳の男が逮捕。自転車側は軽傷。 - 兵庫県(神戸市)
県道で車同士が接触しひき逃げ。男性がけが。 - 滋賀県(守山市)
軽トラックと自転車が衝突。40代とみられる男性が意識不明の重体。 - 北海道(浦河町)
カーブで軽乗用車が対向車線にはみ出し、軽トラックと正面衝突。軽トラの40代男性が重傷。 - 新潟県(佐渡市)
修学旅行中の小学生が乗る大型観光バスが電柱に衝突。女子児童が軽傷。 - 富山県(高岡市)
見通しのよい県道で貨物車が歩道を乗り越えて民家に衝突。運転の53歳男性が重傷か。 - 山口県(宇部市)
80代男性が運転する軽乗用車にはねられ、70代女性が重傷。 - 岐阜県(中津川市)
中央道トンネルで99歳男性の逆走車が軽乗用車と正面衝突。40代男性が重傷。 - 千葉県(松戸市)
踏切で73歳男性が電車にはねられ死亡。杖をついて横断中だった。
📊事故の分類と統計
- 高齢者が関与した事故:6件
- 自転車との衝突事故:4件
- 交差点での出合い頭の衝突:1件
- 正面衝突(カーブ・逆走含む):3件
- ひき逃げ事故:2件
- 踏切での事故:1件
- 観光バスの事故:2件
🌱今日の学び(具体的な安全対策)
1. 信号が青でも、左右の確認は絶対に怠らないこと
北九州市で90歳の男性が、青信号の横断歩道を自転車で渡っていた際に、ごみ収集車にはねられ死亡しました。脇道には停止線がなく、運転手側の注意不足が疑われます。歩行者も自転車も、信号が青でも油断せず、交差する道路に車がいないか左右を必ず確認しましょう。
2. カーブ手前では「一呼吸おいて減速」が命を守る
北海道浦河町では、カーブを曲がりきれなかった軽乗用車が対向車線にはみ出し、軽トラックと正面衝突しました。カーブは先が見えにくく、想定外の車や障害物があることもあります。見通しの悪い場所では、早めにスピードを落とす「予測減速」が大切です。
3. 高齢ドライバーの逆走を「自分は大丈夫」で済ませない
岐阜・中津川市の中央道で、99歳の男性がUターンし逆走。正面衝突して40代男性が重傷を負いました。高齢者に限らず、判断力の低下や思い込みで逆走してしまうケースは多発しています。「見たことある道」でも標識や進行方向をその都度確かめることが、重大事故を防ぎます。
4. 自転車に乗る時も“歩行者ではない”意識を持つ
明石市や守山市では、自転車と車の接触事故が起き、うち1件では自転車の男性が意識不明となりました。自転車は歩道ではなく原則車道を走る“車両”です。ヘルメット着用や交差点での一時停止・目視確認は、車に守られていない身を守る最低限の行動です。
5. バスでも安心せず「万が一」を想定して座ろう
佐渡市で、修学旅行中の観光バスが電柱に衝突する事故があり、女子児童が軽傷を負いました。バスは安全と思われがちですが、大きな揺れや衝撃があると投げ出される危険があります。着席中もシートベルトを締め、荷物は足元に置かず、手すりをつかむ癖をつけましょう。
🚗明日やるべき安全運転
~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~
- 🏃♂️➡️青信号でも、必ず左右の車を見てから渡る。
- 🏃♂️➡️カーブ前で「一呼吸」置いてブレーキを踏む。
- 🏃♂️➡️道路標識は“知ってる道でも”毎回確認。
- 🏃♂️➡️自転車は“車両”と意識し、交差点では止まって周囲確認。
- 🏃♂️➡️バスや送迎車でもシートベルト着用を徹底する。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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