2025.12.06/p>
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。
今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚗 事故一覧
- 佐賀・伊万里市：国道204号で女性が車にはねられ死亡（夜間横断）。
- 茨城・守谷市：トンネル内死亡ひき逃げ、無免許27歳男を逮捕（続報含む）。
- 長崎・松浦市：松浦鉄道と乗用車が衝突、列車乗員乗客は無事・車の3人搬送。
- 名古屋市西区：高齢男性運転の車が店舗に突入、けが人なし。
- 愛知・岡崎市：自転車横断中に車と衝突、78歳男性が重体。
- 広島・福山市：車とタクシーが衝突し店舗に突っ込み、乗客3人搬送。
- 福島・相馬市：交差点でバイクと車が衝突、49歳男性死亡。
- 栃木・日光市：車同士が正面衝突、男子専門学校生死亡。
- 愛知・小牧市：飲酒運転の車と大型バイクが衝突、男性死亡。
- 長崎道：軽乗用車同士の追突で速度規制。
- 高知市：路面電車と車が衝突、けが人なし。
- 兵庫・宝塚市：横断歩行者がタクシーにはねられ重体、運転手逮捕。
- 青森市：県道で車が立木に衝突、大学生が重体。
- 福岡・久留米市：国道210号で軽乗用車とトラック正面衝突、66歳男性死亡。
- 熊本市南区：原付高校生が軽トラックと衝突し重体。
- 埼玉：丁字路で歩行者はねられ男性死亡（夜間・街灯少）。
- 沖縄・北谷町：バイクが中央分離帯衝突後、対向車にはねられ米兵死亡。
- 北海道：凍結路で軽と乗用車正面衝突、運転手負傷。
- 新潟市：高速バスと乗用車が衝突、女性軽傷（ミラー見落とし）。
- 各地：無免許・飲酒による追突、信号無視、逃走中の単独事故など多数発生。
📊 事故の分類と統計
- 歩行者・自転車：6件
- バイク：6件
- 正面衝突：5件
- 追突：4件
- 飲酒・酒気帯び：6件
- 無免許・逃走：4件
- 店舗・施設突入：3件
- 列車・路面電車との衝突：3件
- 高速・自動車道事故：3件
- その他（凍結・見落とし等）：多数
✨ 今日の学び
⚠️ 夜間横断は「見え方」を基準に判断する意識を
夜の道路では、車から歩行者や自転車が「どの距離で見えるか」が安全の分かれ目です。運転者はライトの照射範囲を前提に速度を調整し、歩行者側も暗い服装では発見が遅れることがあります。横断前に一度立ち止まり、近づく車の速度を確かめることで危険を避けやすくなります。双方が“相手からの見え方”を意識するだけで事故は大きく減ります。
🌙 ミラーの「死角」を疑い続ける運転を
車線変更や右左折の際、ミラーで確認しても見落としが生じるのは、構造上どうしても存在する“死角”が原因です。特に小型車やバイク、自転車は視界に入りにくく、思い込みで操作すると接触の危険が一気に高まります。合図を早めに出し、視線をミラー→直接目視の順で移すことで、見落としの確率を確実に下げられます。
👴 高齢運転は「予測の早さ」を補う準備が大切
高齢になると判断や操作の速度が緩やかになり、駐車場内の衝突や店舗への突入といった事故の危険が増えます。事前に目的地の出入り口を確認したり、駐車は出やすい区画を選んだりするだけで負担が減ります。また、運転を続ける場合は家族と体調や反応の変化を共有し、無理のない時間帯を選ぶ工夫も効果的です。
👀 正面衝突を防ぐ「中央線意識」の持ち方
カーブの多い道路や夜間は、無意識に走行位置が内側へ寄り過ぎることがあります。中央線を一定の距離で保ち、対向車の動きに余裕を持つことが重要です。特に凍結や雨天では、車体が外側へ滑りやすく微調整が必要です。ハンドルを急に切らず、緩やかな操作を続けることで、対向車との接触リスクを大幅に下げられます。
⛔ 飲酒・無免許は「判断の欠如」が連鎖する危険
飲酒や無免許運転は、運転技術よりも“状況判断が大きく低下する”点が危険です。信号無視や追突、逃走など正常な対応ができず被害が拡大する傾向があります。時間が経っても体内に残るアルコールで反応が鈍ることもあります。運転前の飲酒を避けるだけでなく「迷ったら乗らない」を合言葉に、行動の選択自体を変えることが大切です。
📝 明日やるべき安全運転
- 👀 夜間の横断地点接近時は速度を必ず落とす。
- 🔄 車線変更前にミラーと目視の二段確認を徹底する。
- 🏪 駐車場では進入前に歩行者と障害物の位置を確認する。
- ➡️ カーブでは中央線から適正距離を保ち急操作を避ける。
- 🚫 運転前後の飲酒をやめ、迷ったら絶対に運転しない。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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