【2025年 11月21日(金)】交通事故まとめ〜明日への学び〜

2025.11.21

こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。

更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。

交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。


今日の交通事故まとめ

以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔

🚗 事故一覧

  • 広島市中心部:タクシー同士が交差点で衝突し、運転手と乗客ら4人がけが。
  • 北海道苫小牧市:深夜の直線道路で歩行者の10代男性が乗用車にはねられ搬送。
  • 京都・嵐山:タクシーが歩道に突っ込み、女性が右足骨折。バスなど3台も衝突。
  • 茨城・笠間市:軽乗用車が道路沿いの立木に衝突し、夫婦が死傷。
  • 静岡・伊豆の国市:横断中の男性が軽乗用車にはねられ重傷。
  • 京都・渡月橋付近:タクシーが女性をはね、周辺で複数車両が関係する事故。
  • 長野・松本市:高校生の自転車が歩行者に衝突し、59歳男性が重傷。
  • 兵庫・加古川市:踏切で車と電車が衝突、ドラレコが瞬間を記録。
  • 愛媛:飲酒運転で逃走中の男に実刑判決、ひき逃げも関与か。
  • 熊本:ダンプカーにはねられ87歳男性死亡。別地点でも高齢男性死亡事故。
  • 大阪・藤井寺:逃走中の車が男性死亡のひき逃げ。刃物所持の可能性も。
  • 島根・出雲市:中学生が自転車横断中にトラックと衝突し意識不明の重体。
  • 北海道・喜茂別町:トラックと大型車の衝突で55歳男性死亡。
  • 高知市:70代女性運転の軽自動車がパン店に突っ込み、店内客が負傷。
  • 熊本市:市道で車が横転しガラス散乱、運転手は自力で脱出。
  • 熊本市:電動アシスト自転車と男性が衝突し93歳男性が重体。
  • 山梨:県職員が酒気帯び状態で自転車運転し摘発。
  • 群馬:55歳男性が飲酒運転の疑いで逮捕。
  • 熊本・五家荘:斜面に車が転落し、紅葉狩りの家族4人が搬送。
  • 大分:僧侶が運転する車にはねられた74歳男性が死亡。
  • 愛媛:時速140kmで走行しひき逃げなどの罪で男に実刑。
  • 愛知:信号無視で原付バイクと衝突し男性に大けが、76歳男逮捕。
  • 長崎:警察官の指示を無視し逃走、酒気帯び運転で逮捕。
  • 大阪・枚方市:後方からの衝突ではねられた80歳女性が死亡、55歳男逮捕。
  • 茨城・古河市:トラックでバイクに故意に追突した疑いで25歳男逮捕。
  • 岩手・盛岡市:救急車誘導中の男性が車にはねられ重傷。
  • 沖縄・宜野湾市:横断中の7歳男児に二輪車が衝突し走り去る。
  • 宇都宮市:軽自動車と自転車が衝突し母親重体、男児重傷。

📊 事故の分類と統計

  • 歩行者・自転車関連:12件
  • 交差点(右直・出合い頭):8件
  • 高齢ドライバー関係:6件
  • 飲酒・酒気帯び:5件
  • 店舗・建物突入:2件
  • 多重衝突・横転:4件
  • バイク事故:5件
  • 踏切事故:1件
  • 故意・悪質事案:3件

✨ 今日の学び

⚠️ 右直事故は「相手も動く前提」で備える

右折時は対向車が減速するとつい「行ける」と思いがちですが、相手が急に加速したり見落としていたりする可能性があります。自車の速度を落とし、必ず一度停止するつもりで判断すると事故を避けやすくなります。特にタクシーや業務車は急な動きがあるため、相手の変化を予測しておくことが安心につながります。

👀 夜間の歩行者は「いない前提」を捨てる

深夜の直線道路では歩行者を見落としやすく、ライトの照射範囲外から急に現れることもあります。速度をわずかに落とし、遠くを見る視点と手前の影を探す視点を交互に使うことで、発見の遅れを防げます。歩行者は黒い服装が多く視認性が低いため、常に「見えにくい人がいる」前提で走ることが安全を高めます。

👴 高齢ドライバー周辺では「誤操作」を疑って動く

高齢者が運転する車は、踏み間違いによる前進や後退が起こりやすいため、駐車場や狭い道路では距離を確保することが重要です。車両の動きが不安定に見えたり、加減速が急だったりしたら、早めに進路を変える判断が役立ちます。自分のペースを押し通さず、相手の特性を理解した上で安全な距離を保つ視点が事故防止につながります。

👀 自転車は「歩行者と同じ弱者」と考えた距離感を

自転車は速度の変化が急で、進路もぶれやすいため、車側が十分な側方間隔を取ることが欠かせません。特に高校生や中学生は操作が不安定なことが多く、想像以上に急に進路を変える場合があります。追い越すときは速度を落とし、余裕をもった距離で通過するだけで事故のリスクが大きく下がります。

⛔ 逃走・酒気帯びの車は「異常な動き」を示すことを知る

酒気帯びや逃走中の車は速度変化が大きく、進路変更も唐突になる傾向があります。前方にふらつく車や信号停止が不自然な車を見かけたら、距離を広く取り無理に追い越さない判断が重要です。相手の状態を変えられない以上、「近づかない」という選択がもっとも確実な自衛策となります。

📝 明日やるべき安全運転

  • 🚓 右折時は一度完全に止まる気持ちで対向車の動きを確認する。
  • 🌙 夜間は速度を少し落とし、歩行者の影を探しながら走る。
  • 👴 高齢者が運転する車には近づかず、車間をいつもより広く取る。
  • 🚲 自転車を追い越すときは減速し、十分な側方距離を確保する。
  • ⚠️ ふらつく車を見かけたら絶対に近づかず、早めに進路を変える。

以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。

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