2025.07.05
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚨今日の交通事故一覧
- 山口県長門市・・・軽乗用車と乗用車が正面衝突し、80代の高齢男性が死亡。
- 鹿児島県・・・中学生10人を乗せたマイクロバスが電柱に衝突し、2人が鼻骨骨折、計11人が搬送。
- 茨城県古河市・・・乗用車とオートバイが衝突し、バイクの男性が重体。
- 福岡県八女市・・・道路脇の崖下に大破した車が見つかり、運転席の男性が死亡。約20メートル転落か。
- 群馬県藤岡市・・・バイクと乗用車が衝突し、42歳の男性が死亡。
- 神戸市兵庫区・・・7歳の小学生女児が自転車にひき逃げされ、軽傷。
- 栃木県佐野市・・・乗用車とタンクローリーが正面衝突し、後部座席の高校生が死亡。
- 札幌市中央区・・・タクシーが乗用車に追突し、2人が軽傷。
- 徳島市・・・信号のない交差点でバイクと普通車が出会い頭に衝突し、10代男性が重傷。
- 千葉県舞浜(ディズニー外周道路)・・・バイクと対向車が接触し、大学生が路肩のトラックに衝突して死亡。
- 神奈川県厚木市・・・オートバイが縁石に乗り上げて転倒し、信号設備に衝突して男性が死亡。
- 兵庫県加古川市・・・信号機のない交差点で高齢女性が軽トラックにはねられ重傷。
- 長野県・・・交差点で右折のダンプカーと直進の軽乗用車が出会い頭に衝突し、34歳女性が重傷。
🚦事故の分類と発生件数
- 正面衝突:3件
- 交差点での出会い頭の衝突:2件
- バイク関連事故:5件
- バス・大型車関連事故:2件
- 歩行者との接触(ひき逃げ含む):2件
- 単独事故(転落・転倒など):2件
✨今日の学び(明日からできる安全運転のポイント)
1. スピードを控えるだけで、命が守れる
今日の事故では正面衝突による死亡事故が複数ありました。特に高齢者や高校生が命を落とす結果に。速度が出ていると、ほんの少しの操作ミスでも致命傷になりやすいのです。例えば時速60キロではブレーキを踏んでから完全停止するまで20メートル以上かかります。たった5キロ落とすだけで、その距離は大幅に縮まります。
2. バイクは小さくて見落としやすい、確認は念入りに
今日も複数のバイク関連事故が発生しています。バイクは視界に入りづらく、距離感や速度もつかみにくい乗り物です。右左折や進路変更時には、必ずサイドミラーと目視での確認を習慣にしましょう。ウインカーを早めに出し、しっかりと周囲の安全を確認することで、未然に多くの事故を防げます。
3. 信号がなくても“止まる勇気”が事故を防ぐ
信号のない交差点での出会い頭の衝突が今日も報告されています。交差点は最も事故が多い場所のひとつです。たとえ優先道路であっても、一時停止をして左右の安全確認をするだけで事故のリスクは激減します。「自分が気をつければ大丈夫」ではなく、「相手が見落とすかもしれない」と考えて行動しましょう。
4. 高齢者と子どもは、みんなで守る存在です
高齢者の死亡事故や、子どもがひき逃げされるケースが今日も発生しました。歩行者や自転車の行動は予測しにくいため、ドライバーの私たちが気をつけるしかありません。特に住宅街や登下校時間の道ではスピードを落とし、「いつ誰が飛び出してくるかもしれない」と思って運転しましょう。それが命を守る第一歩です。
5. 崖やカーブの道では“見えない危険”を意識しよう
福岡県では車が崖下に転落して運転手が亡くなりました。こうした事故は「まさか」の気のゆるみから起こります。カーブや見通しの悪い場所では、ブレーキは早めに、ハンドル操作はゆっくりと行うのが基本です。ナビや標識で道の形状を事前に把握し、「慎重すぎるくらいでちょうどいい」と心得ましょう。
🚗明日やるべき安全運転
~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~
- 🏃♂️➡️スピードを今日より5キロ落としてみる。
- 🏃♂️➡️右左折のとき、バイクがいないか一呼吸おいて確認。
- 🏃♂️➡️信号のない交差点では一時停止を心がける。
- 🏃♂️➡️高齢者や子どもが歩いていたら特にゆっくり走る。
- 🏃♂️➡️山道やカーブはブレーキを早めに。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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