【2025年7月3日(木)】交通事故まとめ〜明日への学び〜

2025.07.03

こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。

更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。

交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。


今日の交通事故まとめ

以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔

🛑本日の交通事故まとめ(2025年7月4日)

●事故一覧

  • 福岡・北九州市・・・道路が陥没し、軽乗用車が穴にはまり一時立ち往生。けが人なし。
  • 鹿児島市・・・乗用車と原付バイクが衝突し、バイクの男性が意識不明の重体。
  • 新潟・北陸道・・・マイクロバスがトラックに追突し、学生ら5人が軽傷。
  • 新潟・北陸道・・・スクールバスがトラックに追突し、大学生ら6人がケガ。
  • 鹿児島市・・・軽トラックが対向車と接触。酒気帯びの疑いで48歳女性を現行犯逮捕。
  • 神奈川・厚木市・・・横断歩道を渡っていた男性が乗用車にはねられ死亡。車は逃走。
  • 北海道・岩見沢市・・・横断歩道のない場所を渡っていた6歳男児が乗用車にはねられ、左足を負傷。
  • 兵庫・神戸市西区・・・バイクの20代男性が車にはねられ重体。運転手の男を逮捕。
  • 愛知・みよし市・・・横断歩道を渡っていた80代女性が車にはねられ意識不明の重体。
  • 宮崎市・・・原付バイクと軽ライトバンが衝突し、81歳女性が死亡。
  • 長野・安曇野市・・・信号付き交差点で、右折しようとした乗用車が女性歩行者と接触し、大けが。
  • 香川県高松市・・・ジャンボタクシーが衝突し、9人が搬送。1人は重体。
  • 東京・千代田区・・・交差点で車2台が衝突し、ワゴン車が横転。運転手は軽傷。
  • 静岡・富士宮市・・・運送会社が酒気帯び運転を黙認し、3台関与の事故発生。会社と代表を書類送検。

●事故の分類と統計

  • 交差点での衝突・右折時の事故:3件
  • 歩行者との接触:4件
  • バイク・原付との衝突:4件
  • 道路インフラ(陥没など)関与事故:2件
  • 酒気帯び・無謀運転関係:3件
  • 多重事故・スクールバス事故:2件

🌱今日の学び:明日からできる安全対策

🚦1. 右折時は「歩行者がいるかも」と思って曲がる

信号が青でも右折時には歩行者との接触事故が多発しています。高齢者や子どもは反応が遅かったり動きがゆっくりなため、見落としがちな存在です。「いない」ではなく「いるかもしれない」という気持ちで、視線を左右にしっかり移動させながら右折しましょう。

🧒2. 小さな子どもは死角に入りやすい存在

6歳前後の子どもが一人で道路を横断中に事故に遭うケースが相次ぎました。小柄な子どもはボンネット越しでは見えず、車の影や電柱の裏から突然現れることも。住宅街や学校の近くでは「飛び出し前提」で徐行し、ブレーキを構える意識を持つことが大切です。

🚌3. 大型車の近くでは自車の行動を先読みする

マイクロバスやジャンボタクシーとの事故では、多人数が一度に被害を受ける可能性があります。大型車の陰には人も車も隠れて見えません。接近時は自車の進路をよく確認し、追い越しや右左折は避けるのが鉄則です。近づきすぎない勇気が事故を防ぎます。

🛠️4. 「道路インフラは完璧」と思わない

道路陥没やタイヤの脱落事故など、思いがけないインフラトラブルが実際に起きています。「整備されているから安心」ではなく、違和感があればすぐ減速・停止することが命を守る第一歩です。走行中の振動や異音は「運転の警告」ととらえましょう。

🍶5. 酒気帯び運転は「させない・ゆるさない」が命綱

本人の自覚があっても、周囲が運転を許せば重大事故につながります。今日は運送会社が酒気帯び運転を黙認した件もありました。「ちょっとだけだから」「会社のために」では済まされません。飲酒後は、代行・公共交通機関を使う選択を徹底しましょう。

🚦明日やるべき安全運転

~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~

  • 🏃‍♂️‍➡️右折時は「歩行者いるかも」と思って2回確認。
  • 🏃‍♂️‍➡️子どもの姿を見かけたらすぐにブレーキを構える。
  • 🏃‍♂️‍➡️スクールバスや大型車のそばでは追い越しを控える。
  • 🏃‍♂️‍➡️異音や振動を感じたらすぐに安全な場所で停車。
  • 🏃‍♂️‍➡️飲んだら乗らない、飲ませた人にも運転させない。

以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。

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