2025.06.03
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。
今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚗 事故一覧（都道府県別）
- 北海道・札幌市・・・横断歩道を渡っていた小学生3人が車にはねられ負傷、押しボタン式信号のある交差点で発生。
- 北海道・札幌市北区・・・7歳の女児が信号のない横断歩道で車にはねられ、重傷。
- 北海道・札幌市豊平区・・・バイクが乗用車に追突され下敷きに、運転手がけが。
- 北海道・室蘭市・・・交差点で乗用車と軽乗用車が衝突し、18歳を含む3人が重軽傷。
- 静岡県・焼津市・・・大学生の運転する車が横断歩道上の祖母と小1男児に衝突し、2人とも軽傷。
- 静岡県・袋井市・・・乗用車とバイクが衝突し、バイク運転の63歳男性が一時意識不明の重体。
- 埼玉県・越谷市・・・病院送迎車がトラックと衝突後に用水路へ転落、73歳女性が死亡し3人が軽傷。
- 新潟県・阿賀野市・・・軽乗用車が電柱とブロック塀に激突、75歳男性が死亡。
- 福岡県・福岡市中央区（六本松）・・・交差点で右折車と直進車が衝突し、2人が搬送。
- 長野県・・・信号のない横断歩道で小学6年生が車にはねられ足の骨を折る重傷、下校中の事故。
- 島根県・出雲市・・・保育園駐車場で1歳児が車にはねられ死亡、保護者が少し離れた場所にいた。
- 愛知県・名古屋市・・・原付バイクに大型トラックが追突し、男子高校生が意識不明の重体。
- 静岡県・東名高速道路・・・乗用車が高速道路から転落し、小学生姉弟が取り残され、運転手は逃走。
📊 事故の分類と発生件数
- 横断歩道での歩行者との接触：4件
- 交差点での車両同士の衝突：2件
- バイクと車の接触・追突：3件
- 駐車場内の子ども巻き込み事故：1件
- 高齢者の単独事故（電柱やブロック塀に衝突）：1件
- 高速道路での重大事故（転落・逃走）：1件
- 送迎中の多重事故（高齢者死亡含む）：1件
✅ 今日の学び（明日からできる安全対策）
🚸 信号のない横断歩道では「止まる前提」で運転しよう
今日も信号のない横断歩道で、小学生が車にはねられる事故が起きました。特に通学時間や夕方など、子どもが出歩く時間帯は要注意です。車の運転手は「渡る人がいなくても、一時停止するつもりで徐行」することが命を守ります。歩行者が立ち止まっていても、先に行かずアイコンタクトを。
🧒 子どもは“視界の下”から出てくる。死角に命がある
保育園の駐車場で、1歳の子どもがはねられ死亡しました。小さな子はミラーや窓から見えない位置にいます。ドアを開ける前に「車のまわりをぐるっと歩く」、出発前には「音や動きがないか」を5秒だけ確認する。それだけで、小さな命が守れることがあります。
🏍 バイクは“音より速く”近づく。だから、よく見る
今日の事故では、車に追突されたバイクが下敷きになったケースもありました。バイクは音で気づくより早く近づきますし、加速も急です。バックミラーだけでは足りません。合流時や右左折時は首をしっかり振って「目視」確認を。車の運転手にはその一動作が命綱になります。
🧓 75歳を超えたら“運転の見直し”が家族の責任
75歳男性が単独事故で亡くなるなど、高齢者の重大事故が目立っています。体力・視力・判断力の衰えは自分では気づきにくいもの。家族は「最近どう？」と声をかけ、疲れていないか、ヒヤリが増えていないかを確認しましょう。運転診断や免許返納の相談を早めに始めるのが事故防止の第一歩です。
🚦 交差点でも、青信号でも、「自分の目」で判断を
交差点での右直事故や、青信号でも歩行者がはねられる事故がありました。たとえ信号が青でも、相手が赤で止まるとは限りません。スタートの瞬間は一呼吸おいて、安全確認をするクセをつけましょう。特に右折時は「焦らない」ことが大切です。急がば回れ、安全は最優先です。
🛡 明日やるべき安全運転
～今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。～
- 🏃♂️➡️信号のない横断歩道では、歩行者がいなくても徐行してみる。
- 🏃♂️➡️車に乗る前に「子どもが周りにいないか」を目と耳で確認。
- 🏃♂️➡️右折・合流時はミラーだけでなく首を振って確認する。
- 🏃♂️➡️高齢の家族には「運転どう？」と一言声をかける。
- 🏃♂️➡️青信号でも、すぐに発進せず“1秒の安全確認”を。
「明日は今日より安全に。」その気持ちひとつで、救える命があります。あなたのハンドルの先に、誰かの大切な人がいることを忘れずに。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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