2025.05.17
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🗾都道府県別・交通事故一覧
- 宮城県(石巻市、多賀城市)
石巻市では車が北北上運河に転落し、50代男性が心肺停止の重体。多賀城市の国道45号では車5台が絡む多重事故が発生し、2人が搬送。 - 新潟県
横断歩道を渡っていた30代女性が81歳女性運転の車にはねられ重傷。運転手は現行犯逮捕。 - 福島県(郡山市)
国道49号で車が横転し、3人が車内に閉じ込められる事故が発生。 - 茨城県(常総市)
オートバイが縁石と街路樹に衝突し、運転していた男性が死亡。 - 北海道(八雲町)
パークゴルフ場の駐車場で乗用車が70代男性2人に接触して横転。運転の79歳女性が重傷。 - 岡山県(久米南町)
国道で乗用車と軽乗用車が正面衝突し、子どもを含む5人が負傷。 - 山形県(村山市)
軽トラックが街路灯に衝突し、運転していた84歳男性が重傷。 - 兵庫県(姫路市)
自転車に乗った小学生が交差点で左折車と接触してけが。運転手は救護せず立ち去る。 - 宮崎県(日南市)
道路を歩いていた男性が普通乗用車にはねられ、死亡。 - 奈良県(天理市)
交差点で観光バスと乗用車が接触し、バスの乗客1人が足にけが。 - 長崎県(時津町)
国道206号で車が横転する事故が発生し、交通規制が一時敷かれた。 - 群馬県(沼田市)
国道17号で複数台の車が絡む事故が発生。 - 神奈川県(横浜市)
13歳の中学生が運転するバイクと軽自動車が交差点で衝突し、中学生が意識不明の重体。 - 山陰地方(JR山陰線・平賀踏切)
列車に人がはねられ死亡。乗客にけがなし。
🚦事故の分類と統計
- 交差点での衝突事故:5件
- 歩行者との接触事故:4件
- バイク・自転車の単独事故:2件
- 多重事故(複数車両):2件
- 駐車場での事故:1件
- 鉄道・路面電車との接触:1件
- 横転事故(単独):2件
- 救護義務違反(ひき逃げ):2件
🚸今日の学び(具体的な安全対策)
1. 高齢運転者の動きは“ゆっくり”だけじゃなく“不規則”にも注意
新潟や北海道などで高齢者による運転ミスが原因とみられる事故が複数発生しました。高齢ドライバーは認知や判断に遅れが出ることがあります。後ろを走る際は車間距離を広めに、前にいる場合は不用意に近づかず、ウインカーやブレーキに注視しましょう。
2. 子どもは“飛び出す”ではなく“見えていても飛び出す”生き物です
姫路市で、自転車に乗った小学生が左折車と接触しました。子どもは一度止まったように見えても、突然動き出すことがあります。学校近くや住宅街では減速を徹底し、歩道や路肩に子どもが見えたら、ブレーキに足を乗せて備える習慣を持ちましょう。
3. 運河・街路樹・縁石など“道の周辺”にも目配りを
石巻市では車が運河に転落し、常総市では街路樹への衝突事故がありました。ハンドル操作ミスや眠気、速度超過が重なると、一瞬のミスで大事故に。単独事故の多くは「気が緩んだ瞬間」に起こります。道幅が狭い場所やカーブでは速度を落とし、外側の障害物にも注意を向けましょう。
4. “国道だから安全”ではない。むしろ“事故が起きやすい場所”です
多賀城市や久米南町、天理市などで、国道上での多重事故や正面衝突事故が発生。国道はスピードが出やすく、交差点や合流も多いため、事故のリスクが高いです。信号が青でも左右確認、進路変更の際はミラー・目視をセットで行いましょう。「直進だから安心」は大きな誤解です。
5. 横断歩道は“止まるだろう”ではなく“止まるかどうかを確かめる”場所
横断歩道でのはねられ事故が複数報告されました。特に高齢者や夜間の事故が目立ちます。歩行者側は「車が完全に止まってから渡る」ことを徹底し、運転手は「渡ろうとしている人がいたら必ず停止」。法律上の義務というだけでなく、お互いの命を守る基本です。
✅明日やるべき安全運転
~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~
- 🏃♂️➡️住宅街では必ず徐行、子どもがいる時は停車も視野に。
- 🏃♂️➡️カーブや川沿いでは、周囲の構造物にも目を向ける。
- 🏃♂️➡️交差点では信号の色だけでなく、左右確認を怠らない。
- 🏃♂️➡️高齢者の車は「不規則な動き」がある前提で距離を取る。
- 🏃♂️➡️夜間・雨天・早朝は、横断歩道手前で減速を徹底しよう。
いつでも、「今日の事故」を「明日の安全」につなげましょう。
また必要があれば別日のまとめもお手伝いします。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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