2025.05.10
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚧 交通事故一覧
- 熊本県菊陽町の住宅街・・・乗用車が6歳女児をはねて死亡、29歳の運転手を現行犯逮捕。
- 三重県明和町の駐車場・・・乗用車が5歳児をはね死亡。
- 山梨県笛吹市の一般道・・・軽乗用車と大型トラックが衝突、軽が5m下の河川敷に転落し69歳女性が骨折。
- 長野県佐久市の駐車場・・・軽乗用車がスロープで脱輪し川に転落、77歳女性が重傷。
- 長野県松本市の市役所近くの道路・・・軽乗用車が横転し、男性1人が搬送。
- 鹿児島県霧島市の道路・・・酒気帯び運転の車が事故を起こし、24歳の男が逮捕。
- 北海道の住宅地・・・80代女性が運転する軽乗用車が塀に衝突し搬送。
- 静岡県静清バイパス側道・・・軽乗用車と原付バイクが衝突し、85歳女性が意識不明の重体。
- 長野県伊那市の交差点付近・・・横断中の自転車の84歳女性が右折車にはねられ大けが。
- 北海道函館市の住宅街・・・74歳男性の軽乗用車が自転車の男子高校生をはね重傷、現行犯逮捕。
- 静岡市葵区の交差点・・・乗用車が原付バイクに気付かず右折し衝突、高齢女性が重体。
- 熊本市電・・・追突事故で15人が重軽傷。全車両に速度計設置予定。
- 栃木県東北道・・・逆走防止の電光掲示板など対策開始。
📊 事故の分類と統計
- 子どもが巻き込まれた事故:2件
- 高齢者が運転・被害者の事故:6件
- 駐車場・住宅地での事故:4件
- 右折時の衝突:2件
- 酒気帯び運転関連:2件
- 横転・転落事故:3件
- 自転車・バイクとの接触事故:4件
- 重傷者・死亡事故:8件
🧠 今日の学び(具体的な安全対策)
1. 子どもの動きは予測不能。住宅街と駐車場では「止まるつもり」で運転を
住宅街やスーパーの駐車場では、車の間から子どもが急に飛び出すことがあります。特に幼児は小さく見えにくいため、ドライバーは「いつでも止まれる速度」で進むことが大切です。5km/h落とすだけでも、視認性と反応時間が大きく改善されます。
2. 高齢ドライバーの「うっかり」は周囲がカバーできる
今日もアクセルとブレーキの踏み間違いや脱輪がありました。高齢者本人は運転に自信があっても、判断力の低下に気づきにくいもの。家族や同居者は「どこまで行くの?一緒に行こうか?」と自然に声をかけ、無理な運転を避けさせましょう。
3. 右折は「行ける」より「行かない」選択が命を守る
バイクや自転車を見落として右折時に衝突する事故が多発しています。交差点で右折する際は「行けそう」ではなく「絶対安全」が確認できるまで待ちましょう。焦って右折しても、数秒早く行けるだけ。リスクと比べれば、待つ価値は充分です。
4. 自転車は小さくても「命」です。近づいたら必ずスピードを落とす
今日も自転車と軽トラックの接触事故で重体者が出ました。ドライバーにとっては見落としやすくても、自転車の側は常に命がけです。近くに見えたら、まず減速。そして「こちらに気づいているかな」と確認する習慣を持ちましょう。
5. 「酒は抜けた」は事故の言い訳にならない
酒気帯び運転による事故が今日も報じられました。本人は「時間が経った」と思っていても、体内に残っていることは多々あります。運転する予定があるなら、飲まない。飲んだら、乗らない。周囲も「やめとこう」と一言かけられる勇気を持ちましょう。
🚦明日やるべき安全運転
~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~
- 🏃♂️➡️住宅街・駐車場では「5km/h以下」で動き出すことを意識する。
- 🏃♂️➡️高齢の家族には「どこまで行くの?」と優しく声かけ。
- 🏃♂️➡️交差点での右折は「安全確認3回」してから進む。
- 🏃♂️➡️自転車を見かけたら「自分の車を止める前提」で行動する。
- 🏃♂️➡️飲酒の場では「今日は運転やめようね」と声をかける習慣を。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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