2025.05.04
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚧 事故一覧
- 交差点(岐阜・多治見市)・・・横断歩道を渡ろうとした自転車と乗用車が出合い頭に衝突し、高校生が重体。
- 県道(長野・木祖村)・・・大型バイクがカーブを曲がり切れず対向車線にはみ出し、乗用車と正面衝突。バイク運転の51歳男性が死亡。
- 国道20号(長野県茅野市)・・・軽乗用車同士が正面衝突し、5歳女児を含む4人が重傷、2人が軽傷。どちらかの車が対向車線にはみ出した可能性。
- 国道23号(三重・鈴鹿市)・・・軽貨物車と大型トラックが正面衝突し、軽貨物車の男性が死亡。
- 国道162号(京都)・・・軽乗用車が転回中、オートバイが側面に衝突し、バイク運転の19歳男性が死亡。
- 国道(北海道・七飯町)・・・乗用車と軽トラックが衝突し、30代~80代の男女4人が搬送された。
- 市道(広島・福山市)・・・歩いていた高齢女性が軽自動車にはねられ死亡。
- 国道4号(栃木・那須町)・・・乗用車がガードレールや木に衝突して炎上、車内の2人が死亡。
- 層雲峡(北海道・上川町)・・・ツーリング中のバイクがフェンスに衝突し、60代男性が死亡。
- 港(大分市)・・・船着き場で車が海に転落、運転席の60代男性が死亡。
📊 事故の分類と統計
- 正面衝突事故:4件
- 横断歩道での接触事故:1件
- バイク関連事故:3件
- 単独事故(炎上・海への転落など):2件
- 歩行者との接触(死亡事故):1件
🚦今日の学び(具体的な安全対策)
1. 信号が青でも車は止まらないことがある
岐阜では横断歩道を渡っていた高校生が乗用車にはねられました。青信号でも、スマホを見ていたり周囲を確認せず突っ込んでくる車があります。信号だけを頼らず、左右を見て、車が完全に停止したのを目で確認してから渡ることが命を守る第一歩です。
2. バイクはカーブ手前で必ず減速しよう
長野の山道では、バイクがカーブを曲がりきれず対向車と正面衝突し、死亡事故となりました。スピードに乗って走ると、思ったよりも早くカーブが現れることがあります。見通しの悪い道では「この先に何があるかわからない」という気持ちで、いつでも止まれる速度を意識しましょう。
3. 転回・Uターン時は十分なスペースがある場所で行う
京都では、軽乗用車が転回しようとした際にバイクと衝突する事故が発生しました。狭い道や交通量の多い場所では、転回中に後続車や対向車との接触リスクが高まります。無理な転回は避け、少し遠回りしてでも安全に方向転換できる場所を選びましょう。
4. 歩行者は車から見えにくい時間帯・場所に注意
広島では高齢女性がはねられ亡くなる事故がありました。夕暮れ時や夜間、または街灯の少ない住宅街では、車から歩行者が見えにくくなります。反射材を使ったり、明るい服を着ることで事故を防げます。運転手側も、見通しの悪い場所では「誰かがいるかも」と意識することが大切です。
5. 体調や集中力に不安があるときは運転しない
栃木や大分では、単独での死亡事故が発生しました。体調不良や睡眠不足、気持ちが不安定な状態では判断力や操作の正確さが落ちます。そんな時は「今日は運転しない」という選択をする勇気が、自分や周囲の命を守ります。代行や公共交通機関の活用も一つの方法です。
🚘明日やるべき安全運転
~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~
- 🏃♂️➡️ 青信号でも、左右を見て「止まったのを見てから」渡ろう。
- 🏍️➡️ バイクに乗る日は、カーブ手前でブレーキを早めにかけてみよう。
- ↩️➡️ 「Uターンできそう」より「安全に回れるか」で判断しよう。
- 🌃➡️ 夕方や夜は、反射材やライトを活用して「見える人」に。
- 💤➡️ 体調が悪いときは、無理せず運転を休もう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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