2025.05.01
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日ニュースで報道された交通事故についての“まとめ”と考察です🤔
🚧 事故一覧
- 大阪市西成区の住宅街・・・乗用車が下校中の小学生7人の列に突っ込み、1人が重傷、6人が軽傷。運転していた28歳の男は「人を殺そうと思った」と供述し殺人未遂で逮捕。
- 福島県本宮市の交差点・・・乗用車と軽貨物車が衝突し、5人が救急搬送され、うち1人が重傷。
- 鹿児島県曽於市の交差点(点滅信号)・・・大型トラックと軽トラックが衝突し、56歳男性が意識不明の重体。
- 北海道室蘭市の林道カーブ・・・バイクが下り坂で転倒し、軽乗用車と衝突。バイクの男性が骨折の疑いで搬送。
- 千葉県山武市の交差点・・・トラックとバイクが衝突し、83歳女性が死亡。
- 静岡市の高速道路トンネル・・・軽自動車が急ハンドルで側壁に衝突し横転、白煙。別の車との同時車線変更が原因か。
- 福岡県北九州市の市道・・・道路横断中の男性が軽乗用車にはねられ意識不明の重体。
- 宮城県多賀城市の新聞販売店前・・・軽乗用車が突っ込み、店内にいた女性従業員が負傷。運転していた70代女性は踏み間違えを供述。
- 茨城県龍ケ崎市の一般道・・・乗用車とコミュニティバスが衝突。乗用車の4人が軽傷、バスの乗客にけがなし。
- 鹿児島県種子島・・・軽トラックとバイクが衝突し、80代女性が死亡。
- 山口県岩国市の県道(関々トンネル)・・・車2台が衝突し、一時全面通行止めに。
- 岡山県の一般道・・・自転車の男性が大型トラックにはねられ重傷。トラック運転手はひき逃げ容疑で逮捕。
📊 事故の分類と統計
- 歩行者との接触:3件
- バイク関連の事故:4件
- 交差点での衝突事故:3件
- 子どもが巻き込まれた事故:1件(大阪市)
- 高齢者の関与(加害・被害問わず):4件
- ひき逃げ・悪質運転(殺意を伴う):3件
- 高速道路・トンネル内事故:2件
- 公共交通(バス)との接触:2件
✅ 今日の学び(具体的な安全対策)
🛑 子どもの列を見たら、必ず徐行・停止を意識しよう
大阪市での事故では、下校中の小学生7人が車にはねられました。子どもは急に道へ飛び出したり、列が乱れたりすることもあります。見かけたら、「止まる準備」をしながら徐行しましょう。特に住宅街や学校の周辺では“絶対に飛び出す”という前提で運転するのが安全です。
🚗 高齢ドライバーの「踏み間違い」は誰にでも起こりうる
宮城県では、高齢女性がアクセルとブレーキを踏み間違え、新聞販売店に突っ込みました。高齢者は判断や動作が遅れやすくなります。運転前の深呼吸、ペダル操作の再確認を徹底しましょう。家族が見守る体制や、運転サポート機能付きの車への切り替えも検討を。
🚸 点滅信号は「優先」ではなく「警戒」
鹿児島の交差点での重体事故は、点滅信号のある場所で発生しました。点滅信号でも、「行ける」ではなく「止まる準備」が正解です。交差点に入る前に左右を確認し、対向車や歩行者がいないか一瞬でも「間」を取りましょう。交差点は“全方向に注意”が基本です。
🛵 バイクは車から見えにくく、事故の被害も大きい
千葉や鹿児島ではバイクの死亡事故が複数発生。バイクは車の死角に入りやすく、ちょっとした確認不足が致命傷になります。右左折のときはミラーだけでなく、直接目で確認しましょう。急な車線変更や進路変更も控え、十分な車間距離を取ることが命を守ります。
👀 夜間・住宅街では「人がいる前提」で走る
福岡市や北九州市では、夜間に歩行者が車にはねられ重体となる事故がありました。夜は人が見えにくくなり、住宅街では突然の横断も。ライトの早め点灯と、時速30キロ以下での走行を心がけましょう。「誰もいないだろう」ではなく「いるかもしれない」と思うことで、反応が間に合います。
🚦明日やるべき安全運転
~今日の事故から学べることを、明日の行動に変えてみましょう。~
- 🏃♂️➡️子どもや高齢者を見かけたら、必ず徐行してみる。
- 🏃♂️➡️点滅信号では、「一時停止」する気持ちで進む。
- 🏃♂️➡️車に乗る前、ブレーキ・アクセルの確認を1秒してみる。
- 🏃♂️➡️夜の住宅街では、30キロ以下で走ってみる。
- 🏃♂️➡️「バイクがいるかも」と考えて、ミラーと目視をセットにする。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
コメント