2025.03.26
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 三重県(津市)・・・信号交差点で横断歩道を渡っていた68歳男性が乗用車にはねられ大ケガ。運転していた銀行員の女性が現行犯逮捕。
- 徳島県(吉野川市)・・・山中の道路で車が転落し2人が死亡。運転していた男性が書類送検。
- 鳥取県~岡山県(米子道)・・・高速道路で乗用車が大型トラックに追突し、乗用車の4人が搬送。
- 島根県
- 県立高校教諭が高齢女性を車ではね、女性は両足骨折・頭部裂傷の重傷。
- 別の事故で、公務員の男が横断中の高齢女性をはねて重体にさせ現行犯逮捕(松江市)。
- 兵庫県(宍粟市)・・・県道でワゴン車と軽トラックが正面衝突し、軽トラック運転の男性が死亡。
- 熊本県(熊本市)・・・熊本市電に後続の車両が追突し、7人が重軽傷。運輸安全委が調査開始。
- 長崎県(五島市)・・・大型トラックが道路脇の電柱やガードレールに衝突。運転手は軽傷。
- 山口県・・・道路を自転車で横断中の高齢男性が軽乗用車にはねられ、意識不明の重体。
- 高知県・・・大型車の積荷が落下し、接触したタクシーの乗客が軽いけが。
- 静岡県(浜松市)・・・軽トラックが小学生の列に突っ込み、1人死亡・1人重体、他2人もけが。運転手は78歳男性。
- 大阪府(北区)・・・信号無視やひき逃げを繰り返した男が逮捕。被害女性は骨盤骨折など重傷。
- 広島県・・・パトカーから逃走中のバイクがトンネル壁に衝突し、運転手が死亡。後部座席の男が逮捕。
- 愛媛県(宇和島市)・・・活魚運搬車が自動車道入口付近で横転し、一時通行止めに。
- 兵庫県(川西市)・・・ワゴン車が自転車の小学生女児と衝突し、女児が重傷。ヘルメット未着用。
- 北海道(函館市)・・・重機を積んだトラックが高さ制限の高架に衝突、けが人なし。
- 福岡県・・・タクシー会社の入口付近で同僚の車にはねられ、81歳の男性運転手が死亡。
事故の分類と統計(件数)
- 横断歩道での歩行者はね:3件
- 高齢者が関与した事故(加害・被害とも):6件
- 正面衝突事故:2件
- 子どもが巻き込まれた事故:3件
- 信号無視・逃走行為による事故:2件
- 高速道路での追突事故:1件
- 積荷・大型車に関する事故:2件
- 施設敷地内・会社前での事故:1件
明日への学び(安全運転のポイント)
横断歩道では「止まる」が基本
信号が青でも、歩行者が横断しているかもしれません。特に高齢の方は歩くのがゆっくりなので、思ったより時間がかかります。車が優先だと思わず、「止まって渡ってもらう」が基本。交差点の手前ではスピードを落とし、人がいないか常に確認しましょう。
高齢ドライバーは運転前に「体調チェック」
年齢を重ねると反応が遅くなったり、踏み間違いが起きやすくなります。運転前に「眠くないか」「体がスムーズに動くか」など、自分の状態をチェックしましょう。不安がある日は運転を控える勇気も大切です。家族の声かけや同乗も事故防止につながります。
子どもを見たらブレーキの準備を
子どもは急に道路に飛び出すことがあります。特に通学時間や住宅街では、スピードを落として運転しましょう。横断歩道や学校付近では「誰かいるかも」と思ってブレーキの準備をしておくことが重要です。子どもを守るのは、大人の注意とゆとり運転です。
積み荷や高さ制限は「出発前」が勝負
トラックや商用車は、荷台の高さや重さに注意が必要です。高架や橋をくぐる前に「看板で高さをチェック」するクセをつけましょう。積荷が落ちたり、ぶつかったりすれば、周囲の人を大けがさせる危険も。焦らず、出発前の確認を丁寧に行いましょう。
警察に追われても「安全に止まる」が最優先
パトカーを見て焦ってしまい、逃げたりスピードを上げてしまうと、事故につながることがあります。違反があっても、止まって説明を受けることで命は守れます。逃げるより、「安全に止まる」方が、自分も相手も守る正しい選択です。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
コメント