2025.03.24
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
静岡県(浜松市中央区)・・・軽トラックが小学生の自転車列に突っ込み、小学2年の女児が死亡、姉(小学4年)が意識不明の重体、他2人もけが。
静岡県(富士市)・・・大型トラックが道路横断中の男性をはね、搬送先で死亡を確認。運転手の74歳男を現行犯逮捕。
北海道(苫小牧市)・・・信号や横断歩道のない場所を横断中の36歳女性が軽乗用車にはねられ死亡。運転手の45歳男を現行犯逮捕。
岐阜県(土岐市)・・・通学中の中学2年男子が軽乗用車にはねられ、頭の骨を折る重傷。
茨城県(北茨城市)・・・交差点で大型トラックと軽乗用車が出合い頭に衝突し、軽乗用車の女性が死亡。
愛知県(江南市)・・・踏切で軽ワゴン車が列車と衝突・炎上し、運転手が死亡。
埼玉県(市区町村不明)・・・新聞配達中のバイクが交差点で軽乗用車と衝突し、バイクの男性が死亡。
福島県(福島市飯坂町)・・・自転車の80代女性が車道に出た際に乗用車にはねられ死亡。
福島県(須賀川市)・・・丁字路交差点で普通車と大型バイクが衝突し、バイクの男性が重傷(骨盤骨折など)。
大阪府(東住吉区)・・・交差点で追突された車が歩行者を次々とはね、7人が重軽傷。運転していた84歳の男を逮捕。
沖縄県(宮古島市)・・・軽乗用車が市道の緩やかなカーブで電柱に衝突し、運転手の50代男性が死亡。
事故の分類と統計
- 歩行者・自転車との接触(横断・通行中含む):4件
- 子どもが関与した事故(通学・自転車):2件
- 高齢者が加害者・被害者の事故:4件
- 交差点・丁字路での衝突事故:3件
- 踏切での車両衝突事故:1件
- 単独事故(電柱への衝突):1件
明日への学び(具体的な安全対策)
1. 子どもを見たらスピードを落とそう
子どもは、急に道路に飛び出したり、自転車でふらつくことがあります。特に朝や下校時間は要注意。学校の近くや住宅街を走るときは、時速30キロ以下に落として、いつでも止まれる心構えを。クラクションや目線で「見てるよ」の合図も効果的です。
2. 信号のない横断ポイントこそ、しっかり減速を
信号や横断歩道がなくても、人が渡ってくる場所はたくさんあります。見通しの悪いカーブや、住宅街の交差点など、「ここに人はいないだろう」と思い込まないことが大事。ブレーキに足を置いておくだけでも、万が一にすぐ反応できます。
3. 交差点では“止まって・見て・ゆっくり進む”が鉄則
「止まれ」の標識がある場所はもちろん、標識がなくても交差点では一度止まって、左右をしっかり見て確認しましょう。ミラーや窓の死角にも注意。自転車やバイク、小さな子どもは見落としがちなので、意識して探すことが大切です。
4. 高齢の方は「運転チェック」と「家族の声」に耳を
年を取ると、反応が遅くなったり、アクセルとブレーキを間違えたりすることがあります。「最近運転が心配かも」と思ったら、免許返納だけでなく、家族と一緒に運転の見直しや、運転支援システムの活用も考えましょう。自分と周囲を守るための一歩です。
5. 朝夕の薄暗い時間は“ライトON”と“スピードダウン”
日が昇る前や、日が沈んだ直後はとても見えづらく、歩行者や自転車の発見が遅れがちです。ライトは早めに点け、スピードも落としましょう。とくに黒っぽい服を着ている人は見えにくいので、意識して目を配ることが事故防止につながります。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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