2025.03.23
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 愛知県:江南市の踏切で軽乗用車が名鉄急行電車と衝突・炎上。車内から性別不明の遺体を発見。
- 大阪府:東住吉区の交差点で84歳男性の乗用車が追突し、歩行者ら含む7人が重軽傷。
- 富山県:砺波市の市道交差点で87歳女性が車にはねられ死亡。薄暗い時間帯で横断中。
- 愛媛県:松山市の踏切で車いすの女性がJR列車にはねられ死亡。非常ボタンは押されていなかった。
- 静岡県:静岡市駿河区の信号交差点で高校生バイクと軽乗用車が衝突。高校生が意識不明の重体。
- 埼玉県:川越市で自転車の高齢男性がトラックと衝突し死亡。
- 広島県:広島市のトンネル入口で追跡中のバイクが壁に衝突し、外国籍男性が死亡。
- 岐阜県:岐阜市の交差点で原付バイクの89歳男性が車にはねられ死亡。車は逃走。
- 沖縄県:宮古島市の市道で軽乗用車が電柱に衝突し、運転の50代男性が死亡。
- 山梨県:軽乗用車同士の衝突事故で、高齢女性が意識不明の重体。
- 長野県:岡谷市の国道で大型バイクと普通車が正面衝突し、バイクの男性死亡。
- 栃木県:那須塩原市で17歳女子高校生が車にはねられ死亡。運転手の50代女性を逮捕。
- 三重県:御浜町で夜行バスが防風林に突っ込み、運転手が死亡・21人けが。
事故の分類と統計
- 踏切での事故:2件
- 交差点での追突・衝突:3件
- 歩行者・自転車との接触事故:4件
- バイク関連事故(含む追跡中):3件
- 車両単独の衝突事故(電柱など):2件
- 高齢者が関与する事故:6件(うち4件が死亡)
明日への学び ~事故から考える5つの安全対策~
暗い時間の外出は避け、反射材を身につけよう
早朝や夕暮れは、車から歩行者が見えにくくなります。特に高齢者は動きがゆっくりなため、事故につながりやすいです。明るい時間帯に行動する習慣をつけ、やむを得ず外出する場合は、反射材や明るい服を着るなどして、自分の存在を車にアピールしましょう。反射テープは100円ショップでも手に入ります。
踏切では一時停止+目と耳で安全確認を
遮断機が上がっていても油断せず、必ず一時停止しましょう。窓を開けて音を聞き、左右を確認してから進むのが鉄則です。特に夜間や大雨・濃霧時は、視界や音が遮られるので注意が必要。カーナビや音楽を切るだけでも、安全確認がしやすくなります。命を守る一呼吸を忘れずに。
高齢ドライバーは「運転に自信がない日」は休む勇気を
高齢になると注意力や判断力が低下しがちです。体調不良や睡眠不足の日は特に危険。無理して運転せず、家族に送ってもらう・タクシーを使うなどの選択肢を持ちましょう。もしもヒヤッとした経験が増えてきたら、運転免許の返納も前向きに検討を。安心と安全を優先する行動が大切です。
バイクや自転車は「自分が見えていないかも」と思って走る
車の死角に入りやすいバイクや自転車は、自分が優先でも「車は気づいていないかもしれない」という意識が重要です。交差点や右左折時は特に注意。明るい服装や点滅ライトを使い、自分の存在を見せる工夫をしましょう。また、車間距離を取り、無理な追い越しを控えることも命を守るポイントです。
車に乗る前の“気持ちの確認”で事故を防ぐ
焦っていたり、怒っている状態で運転を始めると、注意力が下がり事故につながります。出発前に深呼吸し、「今の自分は安全に運転できるか?」と心に問いかけてみましょう。イライラしているときは、数分だけでも休憩してから出発を。心の余裕が、安全運転の第一歩になります。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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