2025.03.18
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 愛知県・・・踏切で高校生が列車にはねられ死亡(阿久比町)
- 神奈川県・・・バックしてきた娘の車にはねられ、93歳の母親が死亡(横浜市磯子区)
- 岐阜県・・・車のタイヤが外れ、通行人に直撃し1人が重体(岐阜市)
- 北海道・・・軽乗用車が対向車線にはみ出し、小中学生14人が乗ったスクールバスと正面衝突、軽乗用車の運転者(20代女性)が軽傷(帯広市)
- 京都府・・・交差点でタクシーと乗用車が衝突し、はずみで歩行者2人をはね負傷(京都市左京区)
- 静岡県・・・中学校の敷地内で乗用車が女子生徒をはねた後、壁に衝突。運転していた80歳女性が死亡、はねられた女子生徒が重傷(長泉町)
- 岐阜県・・・80歳男性が運転する車が壁に衝突、助手席の妻がシートベルト未着用で死亡(土岐市)
- 兵庫県・・・県道でトラック2台が衝突、双方の運転手が軽傷(尼崎市)
- 北海道・・・道路工事現場で工事関係者2人がライトバンにはねられ搬送(札幌市)
- 栃木県・・・駅構内で乗用車が階段や壁にぶつかり横転、運転手の女性がけが(那須塩原市)
- 福島県・・・国道で乗用車がセンターラインをはみ出し対向車2台と衝突、4人が重軽傷(棚倉町)
- 香川県・・・乗用車がセンターラインを越えトレーラーと衝突、けが人なし(さぬき浜街道)
- 千葉県・・・タクシーにはねられた歩行者が重傷(千葉市美浜区)
- 新潟県・・・凍結した道路で軽トラックと大型トラックが衝突、軽トラックの運転手(女性)が死亡(上越市)
- 長野県・・・73歳男性が運転する車が中央分離帯に乗り上げ柱に衝突、意識不明の重体(長野市)
- 徳島県・・・回送中の列車にはねられ男性が死亡、約1500人の通勤通学に影響(JR徳島線)
事故の分類と統計
- 踏切事故:2件
- バック時の事故:1件
- 対向車線へのはみ出し・正面衝突:3件
- 交差点での衝突:1件
- 歩行者との接触:3件
- 高齢者の運転事故:3件
- 路面凍結による事故:2件
明日への学び(具体的な安全対策)
1. 踏切では「一時停止+目と耳で確認」を徹底する
踏切での事故は、列車の接近に気づかず発生するケースが多いです。踏切を渡る際は、必ず一時停止し、左右を目視して確認しましょう。イヤホンをしていたり、スマホを見ながらの横断は絶対に避けるべきです。特に自転車の場合、スピードを落とさずに進むと危険です。また、警報機が鳴ったら絶対に渡らないことを徹底し、無理な横断はしないようにしましょう。
2. バック時は「ミラー+振り向き」で安全確認を徹底
駐車場や狭い道でのバック事故は頻繁に起こります。バックをする際は、ミラーだけでなく、必ず振り向いて直接後方を確認しましょう。特に小さな子どもや高齢者は視界に入りにくいため注意が必要です。車にバックモニターが付いていても、過信せずに目視を併用することが大切です。自宅の駐車場でも油断せず、周囲の安全をしっかり確かめてから動かしましょう。
3. 高齢ドライバーは「自分の運転を振り返る時間」を作ろう
高齢者による事故は増加しており、判断力や反応速度の低下が影響することが多いです。運転中に「ヒヤリ」とする場面が増えたら、免許返納や運転頻度の見直しを検討しましょう。また、自治体の運転適性診断を受けたり、家族と相談して安全な運転方法を話し合うことも重要です。自分だけでなく、周囲の安全も考えた運転を心がけましょう。
4. 凍結した道路では「車間距離を2倍、ブレーキは早めに」
冬場や早朝の道路はブラックアイスバーンが発生し、スリップしやすくなります。普段よりも車間距離を2倍以上空け、ブレーキはいつもより早めに優しく踏むことを心がけましょう。また、急なハンドル操作や急発進・急ブレーキは厳禁です。特に橋の上や日陰部分は凍結しやすいので、慎重に運転しましょう。
5. 交差点では「青信号でも左右を確認して進む」
交差点では信号を守っていても事故が発生することがあります。右折車や信号無視の車が突っ込んでくる可能性を考え、青信号でも必ず左右を確認しましょう。歩行者も、車の動きをよく見てから渡るようにしましょう。特に夜間や雨の日はドライバーからの視認性が悪くなるため、明るい服装や反射材を身につけることも有効です。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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