2025.02.17
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
埼玉・川口市・・・トラックとワンボックスカーが衝突し、生後6か月の女の子が意識不明の状態で搬送。他に3人が負傷。
山口県下関市・中国道・・・トレーラーと大型トラック2台が絡む事故が発生し、通行止め。
福井県・北陸自動車道・・・単独事故で停止中の軽自動車に大型トラックが突っ込み、高齢男性1人が死亡。
米ユタ州・踏切・・・SUVが追突され踏切内へ進入。エンストし列車と衝突、大破。
北海道・高速道路・・・トレーラーのタイヤ2本が外れ、対向車に衝突。けが人なし。
岩手県奥州市・十字路交差点・・・横断歩道を歩行中の80歳女性が右折してきた乗用車にはねられ死亡。
鹿児島市・県道25号・・・車同士が正面衝突し、通行止め。
富山県滑川市・・・大型トレーラーが住宅に突っ込む。運転手が軽傷。
北海道新得町・道東道・・・大型トレーラーからダブルタイヤ2本が脱輪し、反対車線の乗用車に直撃。フロントガラス破損。
仙台市若林区・交差点・・・自転車がトラックにはねられ、60代女性が意識不明の重体。
香川県・県道交差点・・・軽乗用車とバイクが衝突し、バイクの18歳男性が死亡。
長野県富士見町・中央道・・・車3台が絡む多重事故が発生し、20代~60代の男女6人が搬送。
愛知県豊田市・・・スポーツカーがガードパイプに衝突し、運転手の27歳男性が死亡。同乗の2人も負傷。
福岡県・直線道路・・・道路を横断中の83歳女性が軽乗用車にはねられ死亡。
静岡県掛川市・国道150号・・・信号機のない直線道路で、自転車の82歳男性が乗用車と衝突し重体。
静岡県伊豆スカイライン・・・オートバイが転倒し、対向車にはねられ大学生が死亡。
事故の分類と統計
- 交差点での事故:3件
- 歩行者との接触事故:4件
- 自転車との接触事故:2件
- 単独事故(車両の暴走や突っ込み):3件
- 多重事故(複数車両の衝突):2件
- 踏切事故:1件
- 高速道路でのトラック事故:3件
明日への学び(安全運転のポイント)
1. 交差点では歩行者を最優先にする
交差点での歩行者優先を徹底しましょう。特に右折時は歩行者の存在を見落としやすく、交差点での死亡事故の多くが右折時に発生しています。ハンドルを切る前に歩行者の有無を確認し、渡り終えるまで発進しないことが重要です。青信号でも歩行者がいる場合は焦らずに待ちましょう。見通しの悪い交差点では一時停止や減速を習慣づけ、万が一の飛び出しにも対応できる運転を心がけましょう。
2. 高速道路ではタイヤや車両点検を徹底する
高速道路でのタイヤ脱落事故が増えています。長距離運転前には必ず空気圧、摩耗、ナットの緩みをチェックしましょう。特に冬場や夏場は気温変化で空気圧が変わりやすいため注意が必要です。走行中に異音や振動を感じたら、すぐに安全な場所に停車し、状況を確認しましょう。異常があれば無理に走行せず、整備工場で点検を受けることが重要です。日頃の点検が重大事故を防ぎます。
3. 夜間や直線道路でも油断しない
夜間や見通しの良い直線道路では、運転者の油断が事故につながることがあります。夜間は歩行者や自転車の視認性が低く、発見が遅れがちです。早めのライト点灯を徹底し、対向車がいない場合は積極的にハイビームを活用しましょう。また、直線道路ではスピードが出やすいため、速度を控えめにし、歩行者や自転車の飛び出しを想定して運転することが重要です。特に深夜は居眠り運転の危険も高まるため、適度に休憩を取りながら運転しましょう。
4. 停車車両の周囲は特に注意
路上に停車している車両は、突然の発進やドアの開閉があるため注意が必要です。特に高速道路や幹線道路では、停車車両への追突事故が多発しています。前方に停車車両を見かけたら、早めに車線変更するか、十分な車間距離を確保しましょう。また、渋滞中の停車時には、後続車の追突に備えてブレーキランプを点灯させながら、前方車との距離を適切に保つことが大切です。駐車車両の陰から歩行者が飛び出す可能性もあるため、慎重に運転しましょう。
5. 二輪車は常に視界に入れる意識を持つ
バイクや自転車は車の死角に入りやすく、見落とされがちです。特に交差点での右左折時や車線変更時は、ミラーだけでなく目視で確認することが重要です。バイクは車と比べて加速や減速の動きが速く、突然接近することもあります。二輪車との安全な距離を保ち、特に雨の日はスリップの危険があるため、二輪車の動きに注意を払いましょう。ドライバーは「見えない場所にも二輪車がいるかもしれない」という意識を持つことが事故防止につながります。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
コメント