2025.02.13
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- ドイツ・ミュンヘン・・・ストライキのデモ隊に車が突っ込み、15~28人が負傷。
- JR東海道線の駅構内・・・新快速列車にはねられ、1人死亡。乗客約100人にケガなし。
- 茨城・日立・・・大型トラックとオートバイが衝突し、10代の男性が重体。もう1人も重傷。
- 福岡・佐賀・・・道路横断中の自転車と車が衝突し、80代の男性が負傷。
- 相模原市・・・川に車が転落し、25歳の男性が死亡。同乗の男性も重傷。
- 横浜市・・・小3男児が車にはねられ意識不明の重体。強風で飛ばされた帽子を追いかけた可能性。
- 浜松市中央区・・・信号機のない交差点で自転車と軽トラックが衝突。14歳男子中学生が意識不明の重体。
- 長崎市・・・逆走車が歩道に乗り上げるも衝突回避。
- 兵庫・福崎・・・無免許運転の男がひき逃げ事故を起こし逮捕。停車中の車に追突し2人がケガ。
- 藤沢市・国道1号・・・バイクが転倒し、高校生が死亡。中央分離帯に衝突した可能性。
- 大阪・茨木市・・・府道で4台が絡む多重事故。トラック運転手ら2人が救急搬送。
- 熊本・上天草市・・・乗用車同士の正面衝突で、助手席の女性2人が死亡、3人が重軽傷。
- 北海道・深川市・・・雪道で60歳男性が軽乗用車にはねられ死亡。
事故の分類と統計
- 歩行者との接触事故:4件
- 自転車との衝突事故:2件
- バイク関係の事故:2件
- 多重事故・車同士の衝突:4件
- 車両転落事故:2件
- 鉄道事故:1件
- 特殊な事故(デモへの車突入・逆走など):2件
明日への学び(安全運転のポイント)
① 風の日は、飛ばされたものを追いかけない
強風の日には、帽子やビニール袋、傘などが飛ばされやすく、思わず車道に飛び出してしまうことがあります。しかし、急に飛び出すと車の運転手は避けきれません。特に子どもや高齢者はとっさの行動をしがちです。飛ばされそうなものはしっかり持つ、固定するなどの対策をしましょう。
② 信号のない交差点では慎重に
信号のない交差点や見通しの悪い場所では、車や自転車、歩行者の飛び出しが発生しやすいです。特に自転車は速度が出ているため、ドライバーの視界に入る前に衝突することがあります。車を運転する際は徐行し、しっかり一時停止をして安全確認をしましょう。
③ 無理な運転は絶対にしない
無免許運転、飲酒運転、居眠り運転は重大事故につながる危険な行為です。「少しなら大丈夫」という油断が命取りになります。長時間の運転をする際はこまめに休憩をとり、運転前に体調をしっかりチェックしましょう。
④ 冬道は慎重に、スリップを防ぐ
冬の道路は凍結しやすく、スリップ事故が多発します。スタッドレスタイヤを装着するのはもちろん、車間距離をいつもの2倍以上とる、急ブレーキを避ける、ポンピングブレーキを活用するなど、安全な運転を心がけましょう。
⑤ 転落事故を防ぐための運転術
川沿いや橋の上の道路では、ハンドル操作のミスやスピードの出しすぎが転落事故につながります。特に夜間や雨の日は視界が悪く、ガードレールがあっても突破してしまうケースもあります。
⑥ 自転車の事故を防ぐために気をつけること
自転車と車の接触事故は後を絶ちません。特に交差点や横断歩道付近では、自転車が急に進路変更することがあり、ドライバーが予測しづらい場面もあります。
⑦ 鉄道事故を防ぐための注意点
駅構内や踏切での事故も多発しています。踏切では「渡れると思っても、渡りきる前に電車が来る可能性がある」ことを忘れず、無理な横断は絶対に避けましょう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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