2025.01.27
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 愛知県:踏切で17歳女子高校生が電車にはねられ死亡。目撃情報では「列車が来るのを待っていた」。
- 京都府:トラックにはねられた男性が死亡。身元判明。
- 京都府:軽トラックの運転手が酒気帯び運転で対向車と正面衝突。塗装工の男を逮捕。
- 宮城県仙台市:歩行中の女子中学生が乗用車に後方から衝突され頭部負傷。運転していた79歳の男を逮捕。
- 北海道伊達市:77歳女性の軽乗用車が停車中に動き出し、75歳男性を壁との間に挟み大ケガ。シフトがDドライブのままでクリープ現象による事故。
- 京都府:道路にしゃがみこんだ男性を警察官がはね死亡させる。警部補に罰金50万円命令。
- 北海道札幌市:市道でパトカーと乗用車が衝突。事故原因を調査中。
- 鹿児島県鹿屋市:衝突・転倒した女性を助けず立ち去った疑いで、45歳男を逮捕。
- 岩手県紫波町:横断歩道で40歳女性がワゴン車にはねられ重体。
- 長崎県長崎市:桜町電停近くで回送バスに乗用車が追突。前部破損し駅前まで一時渋滞。
- 鹿児島県:過失運転傷害とひき逃げの疑いで会社員の男(45)逮捕。
- 福島県伊達市:酒気帯び運転で電柱に衝突する単独事故発生。21歳の伊達市職員の女を逮捕。
- 中国自動車道:転落事故で死者2人に。
- 北海道札幌市西区:JR発寒駅近くの踏切で20代とみられる女性が普通列車にはねられる。病院搬送も意識あり。列車47本が運休。
- 鹿児島県鹿児島市:車3台が絡む事故で普通乗用車運転の51歳女性が重体。
- 沖縄県恩納村:信号機に車が衝突し国道をふさぐ事故発生。
事故の分類と件数
- 踏切事故:2件
- 飲酒運転による事故:5件
- 高齢者による事故:8件
- ひき逃げ・逃走事件:4件
- 横断歩道・歩行者事故:7件
- 自損事故(単独事故):4件
- 多重事故(3台以上):3件
- 自転車・バイク事故:3件
- 警察・自衛隊関与の事故:3件
明日への学び
踏切では必ず安全確認
踏切に差し掛かる前には必ず一旦停止し、左右をしっかり確認して安全を確保しましょう。夜間や悪天候時には視界が悪くなるため、特に慎重に確認する必要があります。遮断機が上がっていても油断せず、警報音や列車の接近音に耳を傾け、車内の音楽や会話を控えめにして注意を払うことが重要です。
飲酒運転は絶対にしない
アルコールが体内に残っている可能性を考え、飲酒後は翌日まで運転を控えましょう。アルコールは分解に時間がかかり、翌朝でも影響が残ることがあります。忘年会や飲み会の際は事前に代行運転や公共交通機関を利用する計画を立て、運転しない環境を整えることが大切です。また、少量の飲酒でも判断力や反応速度が低下するため、「少しなら大丈夫」と過信しないようにしましょう。
高齢者の運転は特に慎重に
高齢ドライバーはブレーキとアクセルの踏み間違いを防ぐため、発進前にペダルの位置を確認しましょう。特に駐車場や交差点では誤操作による事故が発生しやすいため、落ち着いて操作することが重要です。視力や反応速度の衰えを自覚し、定期的に運転適性をチェックすることも必要です。夜間や悪天候時の運転を避け、できるだけ日中に移動することも事故防止につながります。
横断歩道では必ず左右確認
歩行者は青信号でも車が完全に停止しているかを確認してから渡るようにしましょう。特に右左折車両は歩行者に気づいていない場合があるため、アイコンタクトを取ることも有効です。運転者も横断歩道に歩行者がいる場合は必ず一時停止し、通行を優先させることが求められます。信号のない横断歩道では歩行者が渡る意思を示している場合、減速し確実に停車しましょう。
自転車・バイクはヘルメットと反射材を着用
ヘルメットは頭部を守るためにしっかりと着用し、顎ひもを確実に締めることを忘れないようにしましょう。特に夜間は反射材付きの衣服やライトを装備し、周囲の車に自分の存在を知らせることが重要です。バイクは法定速度を守り、無理なすり抜けを避けることが事故防止につながります。
道路では急な動きをしない
急な飛び出しやしゃがみ込みは事故の原因となるため、慎重に行動することが大切です。特に子どもや高齢者は、周囲をよく確認しながら道路を歩くようにしましょう。駐車場や細い路地では、ドライバーが歩行者に気づきにくいため、視界を確保しながら慎重に移動することが必要です。
冬道ではスリップ対策を万全に
冬道ではスリップの危険を避けるため、スタッドレスタイヤの装着や、タイヤの溝や空気圧の点検を事前に行いましょう。また、橋の上や日陰など、凍結しやすい場所では特に速度を落として走行することが重要です。急ブレーキや急ハンドルを避け、できるだけ穏やかな操作を心がけることでスリップ事故を防ぐことができます。
駐車場では周囲をしっかり確認
バック駐車時はサイドミラーとリアカメラを活用し、死角に歩行者がいないか慎重に確認しましょう。また、駐車スペースを出る際も、後方からの自転車や歩行者の接近に注意を払うことが必要です。特に小さな子どもはドライバーの視界に入りにくいため、ゆっくりと慎重に動くことが大切です。
疲れているときは運転を控える
長距離運転時はこまめに休憩を取り、疲労を溜め込まないようにしましょう。疲労が蓄積すると注意力や判断力が低下し、事故のリスクが高まります。睡眠不足や体調不良の際は運転を避け、安全な移動手段を選ぶことが重要です。特に高速道路では単調な運転が続くため、こまめに休憩を取り、ストレッチをすることで集中力を維持しましょう。
信号のない交差点では減速を徹底
信号のない交差点に進入する前には減速し、左右の安全確認を十分に行いましょう。一時停止の標識がある場合は必ず停止し、他の車や歩行者の動きを確認してから発進するようにしましょう。見通しの悪い交差点では徐行運転を徹底し、万が一の状況に備えて常にブレーキを踏める状態を維持することが大切です。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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