2025.01.24
こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 兵庫県明石市:横断中の56歳男性が車にはねられ死亡。ひき逃げの疑いで29歳の男を逮捕。
- 福島県郡山市:受験生が信号無視の車にはねられ死亡。運転手(34)は前夜に6時間飲酒し、制限速度を超過していた疑い。危険運転致死容疑で捜査。
- 沖縄県那覇市:60代女性が車にはねられ重傷。運転手の呼気から基準値の5倍以上のアルコール検出。
- 愛知県一宮市:介護施設の送迎車と乗用車が正面衝突。車椅子の86歳女性が死亡。センターライン超えが原因か。
- 新潟県:78歳男性が無免許運転で横断歩道を渡っていた70代女性をはね、右肘骨折の重傷。現行犯逮捕。
- 青森県八戸市:78歳男性が軽乗用車にはねられ腰の骨を折る重傷。
- 岩手県奥州市:路面凍結により軽乗用車が川に転落し、運転手(46)が死亡。
- 北海道厚真町:大型トラックの荷台がスリップし反対車線の乗用車と衝突。男性2人が骨折の疑いで搬送。
- 山形県朝日町:対向車線にはみ出し正面衝突事故。男性1人が大けが。
- 宮崎県:80代男性が乗用車でフェンスを突き破り1.7m下の水路に転落し病院搬送。
- 千葉県船橋市:ダンプカーが歩道の女性をはね、女性が死亡。運転手を逮捕。
- 北海道小樽市:僧侶の男が運転する車が横断歩道の20代女性をはね、女性は重体。
- 札幌市:タクシーが40代男性をはね、頭部から出血し意識不明。
- 神奈川県厚木市(東名高速):男性が車にはねられ死亡。加害者はひき逃げの容疑で起訴。
- 神奈川県二宮町(西湘バイパス):歩行中の男性が保冷車にはねられ死亡。道路に立ち入った可能性あり。
事故の分類と件数
- 飲酒運転関連:3件(福島、沖縄、那覇)
- 無免許運転関連:1件(新潟)
- 高齢者関与事故:5件(青森、岩手、宮崎、愛知、北海道)
- 凍結・悪天候影響:3件(岩手、北海道2件)
- ひき逃げ:3件(明石、厚木、福島)
- 交差点・信号無視:2件(福島、北海道)
- 重大死亡事故:6件(福島、愛知、沖縄、千葉、明石、神奈川)
明日への学び
飲酒運転ゼロの徹底
少しでもお酒を飲んだら、必ず代行運転やタクシーを利用しましょう。飲酒運転は重大事故につながるため、「自分は大丈夫」と過信せず、家族や友人とも話し合い、飲酒運転を防ぐ環境を作ることが重要です。
高齢者の運転サポート
家族や地域で運転能力を定期的にチェックし、安全な運転を見直す機会を作りましょう。例えば、信号の判断が遅れる、駐車が難しくなったと感じた場合は、運転を控えるか、サポート体制を考えましょう。運転免許の自主返納制度も活用できます。
冬道の慎重運転
路面が凍結しているときはスピードを抑え、車間距離を長く取ることが重要です。特に橋の上や日陰部分は凍結しやすいため、慎重に運転しましょう。スタッドレスタイヤやチェーンの装着も忘れずに行い、急ブレーキや急ハンドルは避けるよう心掛けましょう。
横断歩道での安全確認
ドライバーも歩行者も、左右をしっかり確認し、事故を防ぎましょう。特に横断歩道のない場所では、歩行者の飛び出しに注意が必要です。歩行者は手を挙げるなど、ドライバーにしっかり意思表示をすると安全です。
無免許運転の防止
家族の免許更新状況を確認し、無免許運転を未然に防ぎましょう。特に高齢者や若年層では、更新を忘れるケースがあるため、定期的に確認し、必要なら家族でサポートしましょう。無免許運転は重い罰則が科されるため、意識の向上が必要です。
交差点では減速を習慣化
特に信号無視が発生しやすい交差点では、しっかり減速して注意しましょう。見通しの悪い交差点では、一時停止を行い、安全確認を徹底することが事故防止につながります。
飲酒時の意識改革
周囲の人が飲酒運転をしないよう、積極的に声をかけて防止に努めましょう。飲み会の際には、あらかじめ代行運転を手配したり、飲まない人を運転担当にするなどの工夫をしましょう。
夜間の反射材利用
歩行者は目立つ服装やライトを活用し、車からの視認性を高めましょう。特に黒や暗い色の服は夜間に見えにくいため、反射材付きのタスキやバンドを活用すると効果的です。
ひき逃げ防止の通報意識
事故を目撃したら、すぐに警察に連絡しましょう。小さな事故でも「大したことない」と思わず、加害者の逃走を防ぐためにも迅速な通報が重要です。車のナンバーや特徴を記録し、可能なら写真や動画を撮影して証拠を残しましょう。
プロドライバーの安全意識向上
タクシーやトラックの運転手は、特に模範的な安全運転を心がけましょう。長時間運転になることが多いため、適度に休憩を取り、無理のないスケジュールで運転することが重要です。また、急ブレーキや急発進を避け、乗客や周囲の安全を優先する運転を心がけましょう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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