こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- 鹿児島県指宿市: 踏切近くの線路上で快速列車と衝突し、42歳男性が死亡。
- 静岡県袋井市: 交差点で男性が車にはねられ負傷し、運転手が逃走。後に会社員の男が逮捕。
- 群馬県関越自動車道: 車10台が絡む事故が発生し、60代女性1人が死亡、12人が負傷。
- 栃木県: トラックを含む6台の多重事故が発生し、7人が負傷。そのうち74歳女性が重傷。
- 岡山県: 15歳の男子高校生がトラックにはねられ死亡。
- 東京都東久留米市: 90歳女性が路線バスにはねられ死亡。
- 長野県: スキーヤーとスノーボーダーが滑走中に衝突し、スキーヤーの53歳男性が眼底骨折の重傷。
- 宮城県柴田町: 軽乗用車と自転車が交差点内で衝突し、自転車の60代女性が意識不明の重体。
- 栃木県佐野市: 乗用車に原付バイクが追突し、原付バイクの35歳男性が死亡。
- 山形県新庄市: 市議がコンビニ車止めに衝突し、当て逃げの疑い。
- 長野県: 路上に倒れていた50代女性が死亡。ひき逃げの可能性を含め捜査。
- 香川県: 予讃線の踏切で原付バイクの80歳女性が列車にはねられ死亡。
- 宮城県仙台市青葉区: 38歳男性が横断歩道で車にはねられ負傷。
- 静岡県静岡市清水区: JR新蒲原駅のホームから転落した男性が貨物列車にはねられ死亡。
- 島根県出雲市: 85歳男性が、83歳男性が運転する車にはねられ死亡。
- 栃木県上三川町: 国道新4号で6台が巻き込まれる多重事故が発生し、7人が搬送。
- 北海道札幌市: 繁華街ススキノで飲酒運転のワンボックスカーが出合い頭に衝突し、運転手の32歳男が逮捕。
- 新潟県湯沢町: 関越自動車道で車10台が絡む事故が発生し、60代女性1人が死亡、12人が負傷。
- 青森県: 東北自動車道で車7台が絡む玉突き事故が発生。
- 北海道音更町: 58歳女性が道路横断中に乗用車にはねられ死亡。運転の26歳男性が逮捕。
- 沖縄県沖縄市: 車が電柱に衝突し、車線をふさぎ渋滞発生。
事故の分類と件数
- 歩行者・自転車が車にはねられる事故: 16件
- 多重事故(3台以上の車両が関与): 6件
- 踏切・列車関連事故: 5件
- バイク・自転車単独事故: 3件
- 飲酒運転・ひき逃げ・危険運転: 6件
- その他(スキー場衝突・建物衝突・ホーム転落など): 4件
明日への学び
横断歩道では歩行者を最優先に
横断歩道に近づいたら、必ず減速し、歩行者の安全を最優先に考えましょう。歩行者が渡ろうとしている場合は、しっかりと停止して道を譲ることが大切です。特に高齢者や子どもは横断に時間がかかることがあるため、焦らず見守る心構えを持ちましょう。また、周囲に駐車車両がある場合は死角になりやすいため、慎重に確認してください。
踏切では一時停止と左右確認を徹底
踏切を渡る際は、必ず一時停止し、左右をしっかり確認しましょう。無理な横断は大変危険です。特に、警報機が鳴り始めたら絶対に渡らず、安全が完全に確保されたことを確認してから進むようにしましょう。車の場合は、踏切の前後で十分なスペースを確保し、立ち往生しないよう注意が必要です。
高速道路や国道では車間距離を確保
スピードが出やすい高速道路や国道では、前方の車との車間距離を十分に取ることが重要です。時速100kmの場合、車間距離は少なくとも100mを確保し、天候が悪い場合はさらに距離を広げるのが安全です。追い越し時は急な割り込みを避け、後方の車の動きにも注意を払いましょう。
飲酒運転は絶対にしない
飲酒運転は重大な事故を招く危険行為です。飲酒の予定がある場合は、運転しない計画を事前に立てましょう。代行運転や公共交通機関を利用するほか、家族や友人に迎えを頼むなどの対策も考慮してください。「少しなら大丈夫」という考えは大変危険です。アルコールの影響は個人差があるため、絶対に飲酒後の運転をしないことが大切です。
夜間や視界不良時はハイビームを活用
夜間や見通しの悪い道路では、ハイビームを適切に活用し、歩行者や障害物を早めに認識しましょう。ただし、対向車や前方に車両がいる場合は、ロービームに切り替える配慮も忘れずに。また、街灯が少ない場所では特に歩行者の存在を見落としやすいため、速度を落として慎重に走行してください。
自転車・バイクはヘルメットと視認性の高い服装を
自転車やバイクを運転する際は、ヘルメットを着用し、事故のリスクを減らしましょう。また、夜間や悪天候時には、目立つ色の服装や反射材を活用し、他の車両からの視認性を高めることが重要です。特に雨天時はブレーキの効きが悪くなるため、早めのブレーキ操作を心がけましょう。
交差点や信号のない横断ポイントでは慎重に
交差点や信号のない横断ポイントでは、歩行者や自転車の急な飛び出しに注意しましょう。特に子どもは周囲の状況を十分に認識せずに飛び出すことがあるため、速度を落とし、周囲の安全を確認しながら走行することが求められます。見通しの悪い交差点では、車の陰から歩行者が急に現れることもあるため、慎重な運転が必要です。
スキー場では周囲を確認しスピード管理を
スキー場では、周囲の状況を常に把握し、衝突を防ぐためにスピードを適切にコントロールしましょう。特に初心者や子どもが多いエリアでは慎重な滑走を心がけてください。また、スキー場では天候や雪質の変化によって滑走しにくくなることもあるため、こまめに状況を確認しながら安全なコースを選択しましょう。
駐車場や住宅街では徐行運転を徹底
駐車場や住宅街では、子どもや歩行者が突然飛び出す可能性があります。徐行運転を心がけ、すぐに停止できるよう備えておきましょう。特に駐車場では、バック時の安全確認を怠らず、ミラーやバックカメラを活用しながら慎重に動くことが重要です。
事故を起こしたら必ず救護と通報を
万が一事故を起こした場合、絶対に現場を離れず、まずは負傷者の救護を優先しましょう。その後、速やかに警察や救急に通報し、適切な対応を行ってください。応急処置の知識を身につけておくと、緊急時に役立つことがあります。事故後は状況を正確に把握し、可能な限り証拠を確保しておくことも重要です。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
コメント