こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
以下は、今日報道された主な交通事故の事例です。
- さいたま市西区 自転車に乗った31歳女性と0歳の赤ちゃんが車と衝突。女性が死亡し、赤ちゃんが重傷を負いました。
- 茨城県五霞町 軽乗用車が民家の塀に衝突し、運転していた男性が死亡しました。
- 静岡県浜松市 トラックと軽トラックがセンターラインをはみ出して正面衝突し、77歳男性が死亡しました。この事故では、軽トラックを運転していた27歳の会社員の男性が逮捕されています。
- 宮崎県日南市 横断歩道を渡っていた88歳の女性が乗用車にはねられ死亡。これは今年宮崎県内で初めての交通死亡事故となりました。
- 山形県酒田市 横断歩道を渡っていた74歳の女性が乗用車にはねられ死亡しました。歩行者側の信号が赤だった可能性が指摘されています。
- 北海道北斗市 70代男性が運転する車がコンビニエンスストアに突っ込み、ガラスが粉々に砕け散り、商品が散乱しました。運転者は「ブレーキを踏もうとしてアクセルを踏んだ」と説明しています。後部座席に妻が乗っていましたが、けが人はいません。
- 静岡県清水町 57歳の自称翻訳業の男性が、横断歩道を渡っていた女性をはねました。この事故で男性は現行犯逮捕されています。
- 福岡県 81歳の男性が基準値の4倍以上のアルコールを検出された状態で車を運転し、追突事故を起こしました。逮捕時、飲酒運転の事実を一部否認しています。
- 北海道 23歳の男性が基準値の4倍を超えるアルコールを含む状態で運転し、ダンプカーと正面衝突しました。この事故では、相手側も飲酒を認めています。
- 石川県輪島市 凍結した路面が原因とみられる多重事故が発生。車11台が絡み、トラックと乗用車が正面衝突した後、後続車が次々と追突しました。この事故で3人が軽傷を負いました。
- 北海道陸別町 軽トラックが凍結路面でスリップし、路外に転落して横転しました。運転していた20代男性は自ら通報しましたが、消防到着時には意識不明の状態でした。
- 香川県高松市 路線バスと乗用車が交差点で出合い頭に衝突。バスの乗客3人が首などに痛みを訴え、軽傷を負いました。乗客には小学生も含まれていました。
種類別分類と件数
- 重大事故(自転車や歩行者が被害者): 5件
- 高齢運転者のミス: 2件
- 飲酒運転関連: 2件
- 凍結路面での事故: 2件
- その他(バスと乗用車の衝突): 1件
明日からできる安全運転の具体的対策
自転車の安全運転を強化する
自転車に乗る際は、特に子どもを同乗させる場合、安全なルート選びが重要です。交通量が多い幹線道路や危険な交差点を避け、自転車専用レーンや住宅街を通るルートを選びましょう。また、ヘルメットを着用し、反射材付きの衣類やライトを使うことで、事故リスクを減らすことができます。
飲酒運転を撲滅する
飲酒後に運転をすることは、いかなる理由があっても許されません。飲酒をした場合は、運転をしない。または運転代行サービスを利用するなどの、飲酒運転をしない仕組みを構築しなければなりません。
企業では自社の職業ドライバーに対してアルコール検知装置でのチェックを厳重に行いましょう。勤務中の飲酒運転やそれによる交通事故を未然に防ぐ施策を確実に行うことが重要です。
冬季の路面凍結対策を徹底する
冬季の運転では、スタッドレスタイヤやチェーンを早めに装着し、慎重な運転を心がける必要があります。特に橋や日陰など凍結しやすい場所では、速度を落とし、急な操作を避けましょう。また、気象情報を確認し、路面凍結が予想される場合は、不要不急の運転を控えることも重要です。
歩行者の安全を守る
運転者は横断歩道での減速・停止を徹底し、歩行者を優先する意識を高めましょう。また、歩行者自身も夜間や薄暗い場所では反射材を活用し、自身の存在をアピールする努力が求められます。
交差点での安全確認を習慣化する
交差点では「二度見」を心がけることが事故防止につながります。右折や左折時には、歩行者や自転車の存在を見逃さないよう、目視で確認することが必要です。また、信号が青になった直後の無理な発進は避け、周囲の安全を確認しましょう。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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