こんにちは、GT-Ryoです。神戸市内の自動車教習所で教習指導員及び技能検定員をしています。
今日起こった交通事故を整理し、その中から私たちが学べることをお伝えするシリーズです。
更新できない日もあるかもしれませんが、できるだけ毎日更新を目指します。
交通事故は他人事ではありません。この記事が、あなたの日々の安全運転のために役立つことを願っています。

今日の交通事故まとめ
今日起こった交通事故のまとめです。主にyahooニュースを参考にまとめています。
- 茨城県神栖市:歩行中の男性が軽乗用車にはねられ、重体となる事故が発生。
- 鳥取県琴浦町:街灯のない暗い道路で男性が軽乗用車にはねられ死亡。
- 鹿児島市:鹿児島市電と軽自動車が衝突し、30代の母親と2歳の息子がけが。
- 大分県:原付バイクと車2台が国道で衝突し、ミャンマー人女子大学生が死亡。
- 熊本市南区元三町:自転車の男性が軽貨物車にはねられ、意識不明の重体に。
- 沖縄県恩納村:バイクがカーブを曲がり切れずポールに衝突し炎上。44歳男性が死亡。
- 新東名高速道路のトンネル:追い越し車線で計5台が絡む玉突き事故。3歳男児が顔にけが。
- 北海道更別村:96歳男性がタンクローリーにはねられ死亡。部分的に凍結した道路が原因か。
- 富山県高岡市:道路を横断中の82歳女性が軽乗用車にはねられ、意識不明の重体に。
- 福岡県筑紫野市:夜間の暗い道路を横断中の85歳男性が3輪ミニカーにはねられ死亡。
- 埼玉県:信号待ち中の車列に後続車が追突。酒酔い運転が原因。
- 沖縄県恩納村:オートバイが単独でガードレールに衝突し40代男性が死亡。
- 長野県白馬村:スキー場での外国人客同士の衝突。女性が骨折。
- 三重県熊野市:車が紀勢線の踏切に侵入し列車と衝突。
- 富山県:車が店舗に突っ込む事故。けが人なし。
種類別分類と件数
- 歩行者がはねられる事故: 5件(夜間が多い)
- 自転車関連事故: 1件
- バイク関連事故: 3件(死亡事故多数)
- 自動車同士の衝突: 3件
- 鉄道との衝突事故: 1件
- 特殊事故(スキー場など): 1件
- 物損事故: 1件(けが人なし)
明日からできる安全運転の具体的対策
反射材を持ち歩こう
夜間の外出時には、自分の存在をドライバーに認識してもらうことが重要です。反射材をバッグや衣服、靴に付けたり、反射テープを使用すると効果的です。特に交通量が多い道路や街灯が少ない場所では、反射材が命を守る手段になります。
車のライトを早めに点灯
夕方は暗くなる直前が最も危険な時間帯です。早めにライトを点灯することで、自車の存在を他の車両や歩行者に知らせることができます。特に曇りや雨の日は、視界が悪くなるため、より一層の注意が必要です。
カーブでは必ず減速
カーブを曲がる際は、遠心力で車両が外側に流れる危険があります。特に二輪車はタイヤの接地面が少ないため、滑りやすくなります。カーブに入る前にしっかり減速し、安定した速度で曲がりましょう。見通しの悪いカーブでは対向車にも注意が必要です。
飲酒後の運転を絶対にしない
飲酒後は判断力や反応速度が大幅に低下します。たとえ少量の飲酒でも運転は控え、代行サービスやタクシーを利用しましょう。「自分は大丈夫」と思いがちですが、他人を巻き込む重大な事故につながる可能性があります。
車間距離を十分に確保
前方車両との距離が短いと、急ブレーキの際に追突するリスクが高まります。時速30kmでは車間距離は18m、時速60kmでは36m以上を目安にしましょう。距離で測るのが難しい場合は、前車と3秒の時間を空けましょう。前者が通った場所を、自分が3秒後に通過するようにすると、速度に応じて適切な車間距離が取れます。雨天時や凍結路では制動距離がさらに伸びるため、車間を余分に取ることが重要です。
高齢者や子どもに注意を払う
高齢者は動きが遅く、子どもは突然道路に飛び出すことがあります。住宅街や学校付近では徐行運転を徹底し、歩行者がいる場合は車を停止させて道を譲る余裕を持ちましょう。また、夜間は特に視認しにくいため、歩行者を見逃さないよう注意が必要です。
踏切では左右確認を徹底
踏切では必ず一時停止を行い、左右の安全確認を徹底しましょう。遮断機が上がっていても、列車が近づいている場合があるため、音や視覚的な確認を怠らないことが重要です。踏切内での停車は避け、速やかに渡りきるよう心掛けましょう。
冬用タイヤを早めに装着
冬場は雪や路面凍結によりブレーキが効きにくくなります。冬用タイヤ(スタッドレス)は気温が7℃を下回る頃を目安に装着しましょう。早めに交換することで、急な降雪や凍結に備えることができます。また、チェーンの使用方法も事前に確認しておきましょう。
定期的に車の点検を行う
車両の安全性を保つために、タイヤの溝や空気圧、ブレーキの効き具合、ライトやウィンカーの点灯状態などを定期的にチェックしましょう。特に長距離を走行する前や季節の変わり目には、滞りなく行いましょう。プロによる点検を受けることをおすすめします。
以上が今日の交通事故からの学びです。
記事は毎日更新を目指します。明日の安全運転に役立てていただけると幸いです。
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